輝きつづけて

あなたの勇気で救える命があります。
一人でも多くの方に「AED」を知っていただきたいと願っています。

遠くの親類より近くの他人

2006-05-02 22:29:36 | 踏み出す勇気(CPR)
「講習受けたよ!」

友人から電話がありました。
彼女の住む町内で救急救命講習を実施しようという事になり、消防署にお願いしたということでした。

話を聞いていると、とても実践的で感心してしまいました。

まず、倒れた人を安全なところに移動させる方法、この時、「意識なし!」「呼吸なし!」「救急車を呼んでください!」「AEDを持ってきてください」と大きな声で言う。これは、周りにいる人に自分は講習を受けているという事を知ってもらうためだそうです。
一般的には救急車が来るまで倒れた人を動かしてはいけないと思っている人が大半です。
しかし何もしないで、6分を過ごしてはいけないのです。
ですから、周りにいる人達にも協力してもらえるように大きな声で!!!

これって本当に一番大切なことだと思います。一人では落ち着けなくても、二人だと少し落ち着けるはずです。一人では不安でも、たくさんになれば助け合えます。
これって、最初の第一歩です。

「思っていたより難しかったわ・・」
そうなんです。とても簡単で誰でも出来るんですけれど、真剣になればなるほど
難しいと感じてしまいます。
「一回だけではダメだわ」「もう一度講習会をしましょう」と声があがったそうです。良い町内だわ・・・

自分達の町内にも働きかけてみようと思っています。(何で今まで思いつかなかったんだろう???)何か起こったときは「遠くの親類より近くの他人」ですものね

消防署の方も「自分は〇〇に住む××で子供が〇人います。」とか「年寄りがいます」とかそういうことを町内でお互いに知っていることが、防災、防犯につながる事ですよ。とおっしゃったそうです。本当そうですよねぇ

途中で救急隊に緊急出動の連絡が入り、より必要性を感じる空気になったそうです。

「良いきっかけを作ってくれてありがとう」と言ってくれましたが、お礼を言わないといけないのは私達の方です。
「元気の出る報告ありがとう!」