先日、都内の某有名中古カメラ取扱店にEOS-3の買取査定の質問をしたら「もう買取していません」との回答。(´・ω・`) 確かに新発売から25年も前のフイルムカメラですので中古カメラとして販売しても修理は出来ませんからね。ましてやAF式フイルムカメラなんて新型?が出れば価値がガクンと下がるのは常識です。
このカメラが出た頃はまだデジカメもごく一部でしか話題にされてなくてAF式を除くフイルムカメラの大半が中古市場で盛り上がっていた頃です。何しろコンパクトカメラでさえ美品であれば新品と変わらない価格で並んでいました。
新宿界隈の中古カメラ屋さん巡りも平日でさえ仕事が終わってから行くような熱気が私にはありました。今では考えられませんがヨドバシカメラなんて夜の8(7?)時には閉店していたんですよ! 閉店間際のカメラ屋さん巡りというのもなかなか楽しかったです。
まだミノルタが存在していた頃なのでニコンはF100、キヤノンはこれ、ミノルタはα-9を新発売してフイルムカメラ最後の打ち上げ花火のようでした。もう3台とも中古カメラ店ではあまりお目に掛かれないと思います。あったとしても捨て値同然かな?
この個体はまだ稼働状態ですが修理不可だし売るにも売れないし爺になるまで動態保存しておくのがカメラオタクの役目? 視線入力AFってキヤノンらしいユニークな機能ですが他社には全く普及しませんでした。今じゃ瞳AFやら鳥類AF?なんて機能もあって視線で合焦させるのなんか流行らないのかもしれません。でもこれって合理的な機能なんですけどね。