卒業。

もう桜の季節・・







つい先日、休憩時間を公園で過ごしていると、隣接する小学校の卒業式に出くわした。
大学の時を最後に、当たり前だが卒業式というものを経験していない。
これからも、そういう機会は、おそらくない・・・
学校を出てから、どこかの団体に所属することもなく、一人で制作を続けてきた。
制作には卒業がない。
絵を描き、書を書いていくと決めた以上は作り続けなければいけない。
生きている限り。
制作を卒業する時・すなわち命がなくなる時。
人が死ぬ事を、文字通り「卒す」と表現する。
卒業式を眺めながら、そんなことを改めて考えさせられた。















左は「衣」。右は「卒」
「衣」は服の襟元の形。
「卒」は衣の襟の一端を結び止めた形。死者の襟元を結び止め、その霊が迷い出るのを防いだという。