goo blog サービス終了のお知らせ 

Art&Blue-Liberalism:青き自由主義 復刻版 など 

アダム・スミスとマックス・シュティルナーの思想を参考にして自由に個人が生きる世を目指す!

公平とは

2023-04-29 08:48:48 | 占星術、風の時代、ガイア理論、2024年以降問題
今回は気になったキーワードの「公平」について思い立ったので筆(PCのタイプだが)を執りました。

小生のミスティックレクタングルの一角かつ金星とのミューチャルレセプション&オポかつ(日本で)IC合の天秤座火星ですから、何かと公平については非常に強い関心をもっております。特に公的部門経済と哲学の倫理においても物議をかもしだす感じです。

公平の同義語を当てるとすれば機会均等と法の元での平等ということになるでしょう。ここまでは自分と他者との間のつり合いがとれた関係性を示す天秤座に通じるところがあるでしょう。

ただ、ここ最近特に顕著なことは、「機会均等を約束するにはある程度の結果平等の担保が必要」な状況。特に法よりも下部構造に当たる社会の問題はその状況がまさしく当てはまる。

この個人同士のつり合いの取れた関係から社会という抽象的な存在を通しての公平の見直しが迫られる世の中こそ正に水瓶座的。

ただ、個を重んじ自由の担保を主張する水瓶座の時代においては、結果平等を管理することへの反発もある。

サピエンス全史でユヴァル・ハラリ氏が説明した新たなる社会対立構造はエリート階層と使えない階層である。つまり奴隷や労働者としても必要とされない個人が多数存在することになる。知的労働を含めた労働需要の低下により起こる現象である。多数派のため弾圧はされず飼い殺し状態となるだろう。

小生はこの経済状況を鑑みれば、ベーシックインカムの導入は頓服的な解決策としては支持している。しかし、ベーシックインカムを社会主義と勘違いする人々がいるがこれは誤解である。むしろ、多くの資本家がベーシックインカムの導入を支持していることからうかがえるようにこれは資本主義を延命させるための制度である!

資本主義社会において、お金や資本の流れは基本的に資本家階級の元に流れやすい。資本主義の軋轢からの解放を唱えるならば、この流れの構造そのものを転換しなければならない。ただ所得を無条件に与えるだけのベーシックインカムでは格差解消には至らない。むしろ、この資本主義が多数派庶民の購買力が低下して失速して自滅することを回避するためのものである。

そもそも、これだけ冨の総量が増えているのになぜ庶民の手元にはこれだけしか所得が保証されないのか?という不満がベーシックインカムを導入しても残り続ける。社会経済学でも学ぶことだが、善悪は別として人間とは嫉妬をもつ生き物である。故に相対的格差が増えると犯罪や病など社会的問題が発生する。ここで公平を超えた平等への認識が更に高まるだろう。

小生の読みでは、歴史サイクルを垣間見ても理解したことだが、おそらくこの冥王星水瓶座が資本主義社会のピークとなるだろう。資本主義社会をプロテスタント宗教支配ととり、今まで宗教のレジームチェンジが行われてきたのが冥王星魚座の時代だとすると、社会が資本主義から転換を迫られるのは冥王星魚座の時代となるだろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。