1914年に生まれて

1月6日に誕生日を迎えた母の白寿会を祝いました
5人の子供を育て1人で女の子４人嫁がせ息子も嫁をとりました
その頃の、母の苦労を分ちあえないまま歳を重ねて
しまいました
いつの間にか私たちは母を「お婆ちゃん」呼びあい
母と言うフレーズを使わなくなりました

　時々忘れていたました元気でいると聞いていて・・
　　　　　
十数年まえ兄からの連絡で入院したと聞きました
あれこれと好きなものを用意しながら
手紙を添える事にしたのです

書き出しはいつも呼んでる言葉・・おば～チャン？？
ずうっと「お母さん」て呼んでなかった・・　　
便箋に「お母さんへ」と書いてみた
書いたら涙が出てきた
「お母さん」を長いこと使かっていなかった

子供目線で「お婆ちゃん」ばかりを使っていたました
そう彼女は私の母なのです・・お婆ちゃんではありません

「お母さん」は100歳になります
ホテルでみんなでお祝いしました
みんなで温泉宿に泊まり一夜を過ごしたのに
「大好きよお母さん」を言い忘れてきました
私もこの頃母そっくりになりました
体の調子の悪いところまで・・