姿なんか、見せてくれなくていい。
あなたはきっとそこに、いるのでしょう。
あなたは正しい道を、
僕達に指し示して下さると、
小さな頃に繰り返し唱えさせられた。
もし、敬虔に受け止める事ができるなら、それは、本当の事だろう。
今だって、信じられる。
でも僕は、
すでに何度も大きく踏みはずした。
あなたの前に、晒されれば、その罰を受けるしか、
もう僕にできる事はない。
どこに楔を打たれても。
だからせめて、
正しい道なんて、教えてくれなくていいから、
その分かれ道を照らして下さい。
ここからそれが始まり、ここがその分岐なのだと。
月明かりのように、ほんの少しでいい。
そのアウトラインを照らしてくれたら、
少なくとも、
道でない所を歩かなくて済む。
誰かを、溺れさせなくて済む。
知らない事で、傷を大きくさせないで済む。
加害者に、追い込まなくて済むはずだ。
僕の汚れた手で、
確かめられるのを拒む。
そうしなくても、あなたの腕が、
その道を教えている。
僕の指し示す場所と違うのは、もうみんな気付いている。
僕だけが知らない。
誰も知らない。
あなたはきっとそこに、いるのでしょう。
あなたは正しい道を、
僕達に指し示して下さると、
小さな頃に繰り返し唱えさせられた。
もし、敬虔に受け止める事ができるなら、それは、本当の事だろう。
今だって、信じられる。
でも僕は、
すでに何度も大きく踏みはずした。
あなたの前に、晒されれば、その罰を受けるしか、
もう僕にできる事はない。
どこに楔を打たれても。
だからせめて、
正しい道なんて、教えてくれなくていいから、
その分かれ道を照らして下さい。
ここからそれが始まり、ここがその分岐なのだと。
月明かりのように、ほんの少しでいい。
そのアウトラインを照らしてくれたら、
少なくとも、
道でない所を歩かなくて済む。
誰かを、溺れさせなくて済む。
知らない事で、傷を大きくさせないで済む。
加害者に、追い込まなくて済むはずだ。
僕の汚れた手で、
確かめられるのを拒む。
そうしなくても、あなたの腕が、
その道を教えている。
僕の指し示す場所と違うのは、もうみんな気付いている。
僕だけが知らない。
誰も知らない。