春の三日月、秋の三日月

今宵は八日月。上弦の月。
これから満月に向けてお月様はだんだんと円くなっていきますね。

三日月は過ぎてしまいましたけれども、
寒い１月の夜空でも三日月で春が近づいているのを実感できます。

春の頃、三日月から上弦の月が西に傾いた夜空には、空の海に浮かぶ銀の船のように、
横に寝たような月が浮かんでいます。
これから、しばらくのあいだ、三日月は銀の船のような姿で魅せてくれます。


春の月に対して、秋の月は、、、昭和生まれの方になら通じるでしょうか、、、
じゃりんこチエに出てくる小鉄の額にある三日月のように縦に立ったような感じの三日月になります。
こんな感じ→

次の三日月は２月２１日の土曜日。三日月から４，５日は同じような形なので、
２月、３月、４月と、三日月の頃の夕方の空を見て、確認して覚えておいて、
そして、約半年後の秋の三日月を見て、ちょっと確認してみませんか？

今日は上弦の月、雲がなければ確認できると思います。

大寒の節で一番寒い時期ですけれど、西の夜空に浮かぶ銀色の船のような月を見ると
春は近づいて来ているんだなぁって思えます。



なんでこうなるかって言うのは、月の軌道の違い。
春は月の軌道が空の高いところを通り、西に沈むとき真下から太陽の光を浴びているような状態です。

秋の月は一年で最も低い高度の軌道を通ります。西に沈むとき、右斜め下から太陽光線を浴びます。
月の軌道として一番低い高度を通る秋の月。仲秋の名月もある秋が観月に適しているというのは、
高度が低くてあまり首を傾けずに観月出来るからなのですね。

子供の頃から、わぁーーー船みたいだーーーって思っていて、
それが春の頃だけだと気付いたのはずいぶん大きくなってからでした。

未だに、やっぱり春の三日月は銀の船に見えてしまいます。
きっと一生そうなのでしょう


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因みに、秋の月はやっぱりバナナ！に見えます
上弦から満月に向かって太っている途中はレモン！です