魑魅魍魎月下に遊ぶ曼珠沙華

今週末は彼岸の入りですね。あちこちに彼岸花の赤い花が咲いています。

赤がとても目立つけれど、白やピンクもありますね。

彼岸花と言うより、曼珠沙華の呼び名の方が好きです。

曼珠沙華って思い浮かべるといつもこの俳句が頭に浮かびます。

　魑魅魍魎月下に遊ぶ曼珠沙華

句は知っていても誰の作なのかずっと知らなくて、

検索してみたら『林原 耒井（らいせい）』と言う人の句


夏の面影を残しつつ秋へ向かうこの時期、

観月に適している時期の始まり、秋の入り口

綺麗な月の光の下

あっち向いたりこっち向いたり咲き乱れてる曼珠沙華の花って確かに遊んでいるみたいに見える

けれど本当に遊んでいるのは実は魍魎たちだったりして…

曼珠沙華の陰に隠れたりしながらコチラを伺っているかもしれません。

なんて想像してみるのも面白い！


手折ると死人が出るとか、持ち帰ると家が火事になるとか←完全に迷信ですが
根っこに毒があるから、墓地に埋葬された遺体を守るために植えられたとか
毒はあるけど、水に何度も晒せば毒抜きできるので、飢饉の際は食べられていたとか

毒がある、墓地でよく見かける、秋の彼岸の頃に咲く。そう言うのも相まって
魑魅魍魎と、なんとなく相性が良いように思えてしまうのでしょうか？

でも、曼珠沙華は艶やかで華やかで、秋の野に舞い降りた妖精のように見えます。



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