しばらく鉄砲の記事をあげてませんでしたが、また今日からしばらく鉄砲の記事をアップします。
倉庫をガサ入れしたら、かなり懐かしいエアーガンが出て来ました。
まずはこれです。
第二次世界大戦にドイツ軍に正式採用された「ルガーP08」です。
しかし銃身の下にフォアグリップが付いています。
この銃は、今は無き「ファルコントーイ」のガスガンで、砲兵モデルをカスタムした銃として設計されました。
発売は、1988年の12月だそうです。
実際にこの形のカスタムガンは有ります。
アメリカの「ジョン・マーツ氏」がカスタムしたルガーをファルコントーイがモデルアップした物です。
本来なら木製のストックがついているはずですが、ファルコントーイでは生産しなかった様です。
残念ですが。
各部の造形もその当時としてはかなり良くできていると思います。
8インチの銃身ですが、ライフルのフロントサイトの様な形のサイトが付いています。
リアサイトが、二つ付いていますが、タンジェントサイト(銃身の後端のサイト)で狙います。
トグルジョイントの後端のサイトは役に立ちません。
と言うのも、
このルガーは、引き金を引くとトグルジョイントが立ち上がり始めるので、サイトが見えなくなります。
ゆっくり引くと全くサイトが見えません。
そこで、一気に引くと一瞬サイトが見えなくなりますが、何とか狙う事が出来ます。
タナカワークスのガスブローバックのルガーも、引き金をを引くと一瞬トグルジョイントが立ち上がり、視界を遮ります。
初めて撃つと、びっくりしますが、すぐ慣れます。
この、ファルコントーイのルガーも、一気に引き金を引いて、連射すると、トグルがヒョコヒョコ動いてちょっとブローバックしている様な感じに見えます。
1988年には、まだガスブローバックのガスガンが発売されていなかったので、こんなギミックでも感動しました。
いわゆる指アクション(タニオアクション)です。
弾の発射はトグルジョイントが前進した時の様です。
初速は50メートル程度で、かなりローパワーですが、この当時では、こんな物です。
この様なエアーガンですが、タンジェントサイトは実銃通り可動します。
フロントサイトもゴッツイ物が付いています。
テイクダウンレバーの上に、(MSTR)と刻印が有りますが、これは、「ジョン・マーツ氏」のカスタムガンという証拠で、本来なら全弾撃ち尽くしてトグルジョイントがオープンした時、このテイクダウンレバーを下に下げるとオープンを解除出来るというギミックがあるはずですが、このエアーガンでは再現されていません。
トグル自体がホールドオープンしませんので。
銃の後端ですが、軍用銃には付いているランヤードリングが有りません。
それにちょっと、形が省略されて造形されています。
しかしながら、
安全装置の「ゲジカルト」の文字と、シアを抑える菱形の板がちゃんと出て来ます。
意外なほどモデルガンの様なリアリティーが有ります。
そしてマガジンですが、
ここはその当時のスタンダードの「割り箸マガジン」です。
ただ、マガジンボトムの丸い部分に焦茶色の樹脂で整形されています。
実銃では、木製の様なので、それを再現したのだと思います。
わざわざ別パーツにして再現しています。
銃にガスを注入するには、
マガジンを抜いた時に見える穴から注入します。
そしてこのエアーガンは意外なほど重量感があります。
測って見たら、918g有りました。
実銃には及びませんが、十分な重量感が有ります。
この銃も古い物なので実射は各部分の調整をしないと弾が出ないと思います。
なので、またいつか撃ってみようと思います。
この銃も自分で買ったものではなく、あるところから引き上げて来たものですので、ちゃんと撃てるかどうか分からない状態です。
またメンテナンスが出来たら初速や命中精度をアップします。
そして、この当時の同じ様なガスガン、エアーコッキングガンなど色々出て来たので、また次回にアップします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます