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自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

フランキ SPAS12 エアーコッキングガン パート2

2025-06-03 12:20:06 | Gun

今日もまた、エアーコッキングガンの「SPAS12」を紹介します。

昨日は、「東京マルイ」のショットガンでしたが、今日は、「KTW」と言うメーカーの銃です。

このメーカーは、大規模な成型機で大量生産とかする会社ではなく、プラスチック部分の整形は、原型からシリコン等で型取り、キャストの様な樹脂を流し込んで複製するガレージキット的な製造方法で製品を作っている会社です。

なので、機関部はキャストの様な樹脂でできています。

金属部分は、錫合金や鉄の削り出し等の手間のかかる手作り感のある製作方法で製品が組み立てられています。

金属ストックの付いた物が「KTW」製のSPAS12で、下が、マルイ製です。

二つを比べると、

一番違うのが、ボルト部分です。

マルイ製はダミーで動きませんがKTW製は、フィアグリップに連動して前後に動きます。

フォアグリップを引くとボルトが下がりBB弾を装填する真鍮製のノズルが見えます。

この長いノズルが3発のBB弾を銃身に一列に並べた状態に装填します。

そして、マルイと違って、一個のシリンダー、ピストンで3発のBB弾を一本の銃身から一度に発射します。

マルイは弾を3本の銃身から1発ずつ撃ち出しますが、KTWは一本の銃身に3発弾を一列に入れて、それを一気に撃ち出す構造です。

シンプルな構造ですが、確実に3発発射出来ます。

ですが、フォアグリップの硬さはマルイより軽い感じです。

ホップは有りません。

マルイは固定ホップがついている様です。

この写真は上がKTWで、下がマルイです。

マルイは実銃より若干銃身が太い気がします。

どちらも、アルミパイプの銃身ですが、KTWは、スチール製のマズルが付いています。

マルイは亜鉛ダイキャストと思います。

KTWの銃は、スチール製の折りたたみストックが付いています。

実銃と同じ操作で伸ばす事が出来ます。

このストックですが、意外なほど複雑な構造になっています。

このストックについている傘の持ち手の様なパーツですが、こんな風に、

腕に引っ掛けて片手撃ちができる様になっています。

ストックを折りたたんだ時の持ち手にもなります。

このスチールストックが有ると無いとでは、かなりイメージが違いますね。

マルイの方は別売りオプションとして発売していましたが、今現在は生産終了していて、オークションとかデッドストック品を探すしか有りませんが、先日、かなりの格安で出品されている方を見つけて、早速代金を振り込んで購入手続きしておきました。

数日中に届くと思いますが、届いたら取り付け工程をまたアップします。

話がそれましたが、このKTWの銃のBB弾の装填箇所は?と言う事で、

このマガジンチューブ部分を回して引き出します。

その後、フォアグリップの穴からBB弾を流し込みます。

流し込んだら、引き出したマガジンチューブを押し込んで固定します。

その後、フォアグリップをスライドして、引き金を引けば3発一度に発射されます。

 

マルイと比較です。

左がマルイ、右がKTWです。

 

今はまだマルイの方にメタルストックが有りませんが、届き次第取り付けてみます。

それが付いたら、実射テストしてみます。

3発同時発射がどんな物か、初速も測って紹介します。

と言うところで、今日はここまでにしておきます。

 


フランキ SPAS12 エアーコッキングガン

2025-06-02 14:12:02 | Gun

いよいよ梅雨に入るか?と言う様な空もようになってきました。

なんだかムシムシした感じで体がだるくなります。

そんな最中、久々に引っ張り出してきました。

この「ショットガン」ですが、

どちらも「イタリア」の「フランキ社」「SPAS12」と言うショットガンです。

スイッチの切り替えで、ポンプアクションでもオートでも使えると「ターミネーター」でガンショップのオヤジが言ってましたね。

ただ、このエアーガンはポンプアクションのみで、オートにはなりません。

そして、この2丁のショットガンですが、取り扱うのに少々体力を使います。

どちらもスプリングを手動で圧縮し、ピストンをコッキングして引き金を引くことによってピストンをリリースし、その圧縮空気でBB弾を発射する物です。

しかしライフルなどのエアーガンと違い、この2丁は、一度に、3発のBB弾を撃ち出します。

上の写真の銃は、ストックの付いたものが、KTWと言うメーカーの物で、その下が、東京マルイの製品です。

どちらも機関部はプラスチック製ですが、フォアグリップを前後させてもグラついたりはしません。

意外なほどしっかりしています。

どちらのショットガンも、一度に3発のBB弾を発射できますが、発射方式が全く違います。

まずマルイのショットガンですが、

銃身の内部に3本のインナーバレルが見えます。

こんな風に3本三角形に並んで設置されています。

そして、エアーを圧縮するシリンダーとピストンも、3本内蔵されています。

3本のシリンダーに対するスプリングは一本の様で、ピストンを3本まとめて一本のスプリングで押し出す仕組みの様です。

それゆえに、スプリングがかなり強力で、ひ弱な方ではフォアグリップを引く事が出来ない様です。

かなりポンプアクションがきついです。

でも、一回の発射で、3発のBB弾が飛んでゆく様は面白いですね。

的にヒットした時、空き缶なら派手にすっ飛びます。

並べて次々と撃ってゆくと、もうトリガーハッピーですね。

ただ、疲れます。

夏場でこれをサバイバルゲームで使ったら、最初の段階で汗だくになりそうです。

そしてこのショットガンのマガジンですが、これまた面白いシステムです。

これがマガジンです。

まるでショットシェルですが、このカートリッジの中に30発のBB弾が装填できます。

カートの中に楕円のパイプの様なBB弾のルートがあり、そこに30発の弾を押し込むとスプリングの力で3発ずつ出てきます。

30発なので、10回発射出来ます。

空になったらここでリロードします。

この緑色のシェルは、あの超絶ペーパークラフトの飛行機を製作されるTさんから頂いた物です。

Tさんは、「ナーフ」タイプのショットガンにハマっておられる様で、ナーフ用のカートリッジと間違って買われてしまった様です。

使えないと言う事で、ありがたく頂きました。

このショットシェルですが、

この様に、本来のマガジンチューブに収納できる様になっています。

ちょうど2発収納できて良いですね。

この銃ですが、安全装置は、

ここです。

この板の様な物を右方向にスライドします。

この状態が安全状態です。

引き金がロックされて撃てなくなります。

そして、この銃のヒートガードですが、

どこかで見たことあると思います。

あの「エイリアン2」のパルスライフルのハンドガードに使用されています。

フォアグリップも使われているんですね。

なんとも言えないかっこよさが有ります。

そしてこのショットガンは、本来、軍用、警察用として開発された攻撃性の高い銃として設計されています。

その姿をマルイは、若干のアレンジはある様ですが、低コストで作ってくれました。

出来ることなら、今現在の技術で、ポンプもオートも切り替えられる、メタルストック付きのSPAS12を新規設計でリアルにリメイクして欲しいですね。

出来ればショットシェルを飛ばすタイプで!

今現在、ショットシェルをガス圧で飛ばすエアーガンは、「マルゼン」の「レミントン1100」しか有りません。

ポンプでショットシェルを飛ばすのも、「マルゼン」の「レミントン870」ですね。

割とショットガンのエアーガンは種類が少ないですし、一部海外製のショットガンタイプのエアーガンが摘発された事が有るので、メーカーもあまり作りたがらないのかもしれませんね。

でも、マルイの「サイガ12」なんかも気になります。

ガス圧でブローバックし複数のBB弾を発射するなんて夢の様です。

この技術で、SPAS12をリメイクして欲しいです。

SPAS12ですが、もう一丁あるんですが、長くなったので次回に紹介します。

それに初速や着弾もテストしないといけませんが、一度の3発弾が出るので、それなりに安全な状態で撃たなければなりませんので、次回にします。

 

 


コルト パイソンハンターガスガン

2025-05-31 18:06:11 | Gun

今日ははっきりしない天気でした。

いよいよ梅雨に入るかもしれません。

憂鬱な日が続きそうですが、今日はちょっと変わったリボルバーのガスガンの紹介をします。

これですが、

「タナカワークス」の「コルトパイソンハンター」です。

銃身には、

「パイソンハンター」と刻印が有ります

銃身長は8インチです。

銃身の反対側には、

「タナカワークス」の刻印が有ります。

このタナカのパイソンですが、非常に面白いシステムが組み込まれています。

まず、これですが、

マイナスの溝が彫られた銃口のパーツをネジって外すと、

銃身が分解でき、長さの違う物と交換できます。

残念ながら短い銃身のをどこかに無くした様で、交換ができませんが、このシステムは、「ダン・ウェッソン」という実銃のシステムそのものです。

一丁で何種類もの銃身ので射撃が出来るという画期的なアイデアでした。

それと、もう一つ、このリボルバーは、ガスガンなので、グリップの下からガスを注入して、撃つのですが、弾は何処にという事です。

BB弾ですが、銃身の下の部分にスプリングが仕込んで有り、それを圧縮してBB弾を流し込みます。

こんな風に銃身の下の「おもり部分」がマガジンにアレンジされています。

引き金を引くと、シリンダーが回転し、銃身下のBB弾を1発くわえて回転しますが3回引き金を引かないと、発射位置までBB弾が上がってきません。

シリンダーはいつもフリーなので、手で回転させても弾を送る事ができます。

久々に引っ張り出してきたので、ちゃんと撃てるかどうか分からなかったのですが、試しにガスをグリップから入れて見ましたが、派手にガス漏れしました。

注入バルブが劣化しているのか、バルブから生ガスが噴き出しましたが、ある程度吹き出したら止まりましたので、早速初速を測って見ました。

平均的に54メートルくらい出ています。

リボルバーなので、シリンダーに6個のゴムチャンバーが有り、それぞれ硬さが違うので、集弾性があまりよくないのが普通です。

なので、5メートルからの着弾ですが、

こんな感じで結構バラつきました。

左右に39ミリ、上下で73ミリ。

と言っても、数十年投げっぱなしにしていて久々にガスを入れて撃ったので、壊れていないし、ちゃんと撃つ事が出来たのが優秀です。

ガス漏れは修理できるし、シリンダーのゴムチャンバーに多少注油するなりすれば、多少マシになるかも知れません。

しかし、このパイソン、外観はかなりよく出来ています。

まずグリップですが、

下の物が実物グリップを付けたMGCのモデルガンで、上がタナカのガスガンです。

かなり形状が似ています。

それと、撃鉄ですが、

倒れた状態だと本物っぽい形状ですが、起こすと、

こんな変な形です。

上の写真は左がMGCのモデルガン、右がタナカのガスガン。

撃鉄のスパー部分(指をかける部分)が、タナカの方が薄くてリアルです。

外観は、タナカのガスガンの方がリアルな感じがします。

マニュアルセーフティーはこの撃鉄の後ろに有ります。

このスイッチを押し込めば撃鉄をロックされ、撃てなくなります。

 

以前にMGCのモデルガンの銃身を継ぎ足して8インチにした物と並べてみると、

上がMGC、下がタナカです。

MGCの継ぎ足した銃身はちょっと短い様です。

銃身のイメージも、タナカのガスガンの方がリアルな気がします。

このタナカワークスのパイソンですが、 1987年発売なので、もう、38年前のガスガンなので今の物と比べられませんが、このシステム、おそらく「六人部登さん」の設計だと思います。

リボルバーは6連射だという常識を破る設計で感心します。

マルイより早く連射できるリボルバーを作ったタナカに拍手したいと思います。

やはり「タナカワークス」のトイガンは面白いですね。

今後の作品に期待します。


もう一つのスタビライザーカスタム

2025-05-29 16:26:11 | Gun

連日スタビライザーカスタムの記事を書いていますが、まだもう一つ有りました。

これなんですが、

なんだか見た事の無い銃と思います。

これは「マルゼン」からの発売された「APSー1ドミネーター」という競技用のエアーガンで、実際には無い形の銃です。

いわば、「マルゼン」のオリジナルデザインの銃です。

フレームや銃身はプラスチック製です。

ハンドルやスライド部分はガラス繊維入りの強化プラスチックになっています。

内部構造は至ってシンプル。

スプリングを手動で圧縮し、引き金を引いて圧縮されたスプリングを開放し、ピストンを前進させ、その時の圧縮空気でBB弾を発射する仕組みです。

ただ、銃身の精度を上げ、引き金の構造も出来るだけ軽く動く様に工夫がされています。

全長は410ミリ、重量は、スタビライザーを付けているので、オリジナルより若干重く、1230gです。

フロントが若干重くなり片手で構えると割と狙いやすくなります。

ただ、グリップが、

これです。

一見パックマイヤーのゴムグリップに見えますが、「マルゼン」のオリジナル製作のゴムグリップです。

今現在はこの形ではなく、手に馴染むエルゴノミックデザインのグリップになっています。

この銃は、おそらく実験的に発売した物では無いでしょうか?

まず精度の高い、エアー競技に特化したエアーガンを発売したら売れるのか?という観点から、取り敢えず発売したという感じが否めません。

でも、面白そうな銃だったので、買ってみました。

この銃は基本単発式で、1発撃つごとにBB弾を銃身の上から入れて、ピストンをコッキングして撃つという方式です。

付属のマガジンを銃身の上に取り付けると、12発まで、連続で弾を発射できるようになります。

この部分にBB弾を入れます。

そして、

この撃鉄を起こします。

次に右側の大きなレバーを上に90度上げます。

レバーを上げたら後ろに引きます。

結構スプリングが強いので、しっかり左手でグリップを握り、レバーを後ろに停まるまで引きます。

カチっと音がしたらピストンがコックされます。

その後はレバーを前進させて下に下ろします。

これで、発射準備完了です。

引き金がかなり軽いので、不用意に触れない様に気をつけて、ターゲットを狙います。

4発ほど撃って見ましたが、

6時照準で、こんな感じに当たりました。

距離は5メートルです。

照準を黒丸の下に合わせたのでちょっと下目に当たっています。

黒丸に直接照準を合わせた方が良かった様です。

この銃も、もう数十年構っていなかったので、久々に取り出して撃って見ましたが、結構当たるもんですね。

左右は1センチほど、上下は3センチほどにまとまりました。

ピストンに注油したり、銃身を掃除したりすればもう少しまとまると思います。

発射の初速ですが、

66,72mです。

大昔の銃なので、パワーが控えめです。

でもよく当たります。

使用したBB弾は、

この安い物ですので、もっと精度の高い、0,25くらいの弾を使えばもっと集弾が上がると思います。

インナーバレルですが、

こんな肉厚の真鍮製です。

フロントサイトなんかライフルの物みたいです。

スタビライザーですが、銃身と干渉する部分を大胆に削っています。

程よく重いのでバランスは良いと思います。

リアサイトは上下左右に調整出来ます。

ただ、ちょっとゆるゆるな感じです。

そのため、ボール紙を切ってサイトの下に噛ませて締め付けて、ガタが出ないようにしています。

この銃は現実には無い物ですが、弾を飛ばすおもちゃなので、こんな物もあっても良いかと思います。

グリップ部分はガバメントそのものですので慣れ親しみんだ形ですが、やはり物たりませんね。

今現在は、可動式のグリップになって、もっとターゲットピストルっぽくなっています。

それらの銃が発売されるまでに試作品的な銃だったのだと思います。

たまにはこんな銃で、空き缶など並べて撃つのも楽しいですね。

 

 

 


MGCのスタビライザーカスタム パート2

2025-05-28 12:19:03 | Gun

今日も朝から非常に良い天気で、夏の様になって来ました。

でも、まだ梅雨が来るんですね。

このまま夏になって欲しいですね。

そんな事より、昨日アップした「MGCスタビライザーカスタム」ですが、もう一丁あるんです。

シルバーのスタビライザーカスタムです。

これです。

こんな銃です。

スタビライザー部分はアルミの削り出しで、表面はアルマイト等の仕上げは有りません。

アルミの地肌の状態です。

銃本体は、MGCのウイルソンカスタムです。

内部スプリングを交換し、引き金も軽くなっています。

スタビライザー部分ですが、

角が丸くなっていてよりカッコよくなりました。

ガスポート部分も大胆に大きく開口しています。

アルミの塊から削り出し手いる感じがよく分かります。

 

グリップですが、

パックマイヤー製で、実銃用のゴムグリップです。

実銃用なのですが、限定品なのか、コルトの刻印とメダリオンが付いています。

メダリオンももちろん実物です。

チャンバー部分は、ウイルソンカスタムのままなので、

WILSON45 ACPと刻印されています。

リアサイトもウイルソンのままなので、一般的なボーマーサイトです。

フロントサイトにはドリルで丸いへこみを付けて目立つ様にしました。

そして、

撃鉄ですが、ワイヤー放電でカットされた、スチール製の物と交換してあります。

カスタムガンと言えばリングハンマーが多いので、あえてスパー型の物にして見ました。

案外かっこいいですね。

引き金ですが、

ノーマルは3つの穴が並んだタイプですが、全部繋げて「ナショナルマッチ」の引き金の様にしました。

MGCのハレットシステムのガバメントですが、こんなカスタムが沢山あるんです。

今はもうシューティングマッチで使う事はないんですが、愛着のある物ばかりです。

このまま大切に保管します。