ほっとして

　
　　　　みんなから寄せられた花に囲まれて

　　　図々しくも画廊で二人展をした。
　　　
　　　絵具だけは捨てないで転居しても持ち続けていた。

　　　画歴だけは長いが中身はスカスカである。

　　　ずーとサークルを支えてこられた友のおかげで

　　　もう一度絵に挑戦する。

　　　絵を描く夢はほとんど諦めていたのに

　　　幽霊のようにもといたサークルに戻って夢かと思う

　　　作品展示をしたがさすがに作品は稚拙だ。

　　　残りる時間は少ない

　　　友情に応えて精一杯描きたい。