滝桜
古代の風を
吹かせゆく
空近し
深山のさくら
一人咲く
卒寿の妻
菜の花の浸し
愛の卓
紡ぐこと
葛にひかりを
もらうこと
すずつき(涼月)」
幾百の
暦の中の
今日の月
十六夜の
慌ててこねる
団子かな
かな・・・
うろこ雲
過ぎた季節を
乗せてゆく
高い空
水の被害を
拝んでる
空高く
丘の上から
まだ高く