朝3:40に北見出発。これから札幌帰省しまーす。
国道39号線を走っていると、夜開けとともに、東側から強烈な朝日が。こりゃまた素晴らしい御来光で。
このぶんだと、今日は暑くなりそうだな。
石北峠で小休止。こうしてみると、東側から太陽が追ってくるようだ。
層雲峡の手前、大函到着。
柱状節理の岩肌を観察できます。峡谷に続く岩肌が美しい。屏風岩とも形容できるな。
森の緑をバックに、エレガントな白い橋。
3万年前の大噴火で、発生した堆積物が冷やされ、柱状節理が出来ました。その後河川の浸食を受け、今の景観になったとのことです。
橋は通れません。この先は小函へとつながる旧道で、トンネルを抜けた先には、高さ200mクラスの断崖絶壁、それも柱状節理が続く景観は、見る者を圧倒するとのことですが、岩崩が起き通行止めになっています。
川に沿って上流にむかいます。
水門があり、その上は貯水池となっているようです。
沢沿いにニセイチャロマップ林道が続いています。武利岳への登山ルートです。
ニセチャロマップと書かれているけど、ニセイじゃないの?
大きい川じゃないので、水量は多くありません。流れは静かですが、鳥のさえずりと虫の声が峡谷にこだまする。
山が水面に反射し、緑が神秘的に映えます。
大函から国道沿いに、層雲峡温泉側へ少し走ると、尾崎行雄の碑があります。
天下の絶勝。いかに感嘆したかがうかがい知れる。
尾崎行雄は明治、大正、昭和にかけて活躍した政治家で、大隈内閣では文部大臣や司法大臣を務めた人物です。
ここから大函まで通行止め。
移動して、滝見休憩施設の滝ミンタラへ。
まだ朝の5:30なので開いてないです。
駐車場から木立をのぞくと滝が見えてきた。
これが銀河の滝。
不動岩。木で見えないのよ。2つの滝に挟まれている、とんがった岩がそれなのだ。
層雲峡はアイヌ語ソウウンベツからきています。滝の多い川という意味で、案内図からわかる通り、6本もの滝が流れています。豪雪地帯だけに水も豊富だし、切り立った固い岩盤が、滝を多く形成するのもうなずけます。
そして流星の滝。
2つの滝は、夫婦滝または雄滝・雌滝とも呼ばれています。
ヒンヤリとした山の冷気を感じながら散策。
小函の遊歩道。途中で行き止まりです。
遊歩道を折り返して見た、銀河の滝と不動岩。ここから見るのも、なかなかのもんです。
滝ミンタラの裏側に階段がありますが、
双瀑台に登れば、2つの滝がバッチリ見えるらしい。
そしてヒグマも出るんだな。早朝は出会い頭なんてこともあるそうな。知床五湖のハンターさんが言うとった。
温泉街に入り、黒岳ロープウェイ入口にきました。
ちょうど戻りのゴンドラが来ていました。
温泉街は、アルプスの町並みを連想させますね。
温泉街正面の地獄谷の断崖。あの斜面、小さい崩落や地すべりが、起こっているのではなかろうか?
多くの登山客が訪れる層雲峡。外国人も相当多くなってきており、自然保護対策が進められています。その一環で、山で出した汚物は、持ち帰るよう求められています。売店では携帯用トイレを販売していますので、用意するようにしましょう。
(記事:2018年8月 Update:2020年3月)