春さんのニッチな愛聴盤🎼

映画音楽やイージーリスニングの珍盤を中心に、そのレコードやCDをご紹介させていただくブログです🎼
横浜から発信!

モウリーン・マクガヴァンとジョン・ウィリアムズコンビの初仕事❔🎸🎶

2021-09-08 10:27:50 | 日記
『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』(1973年 アメリカ)
監督:マーク・ライデル
音楽:ジョン・ウィリアムズ
歌:ポール・ウィリアムズ、モウリーン・マクガヴァン
出演:ジェームズ・カーン、マーシャ・メイスン、イーライ・ウィラック、バート・ヤング、ブルーノ・カービー他


まず映画について簡単に触れますと、水兵と港の売春婦のラブ・ロマンス、そして人間ドラマですね。「シンデレラ・リバティー」とは海軍の造語でして、真夜中の12時に終了する外出時間、つまりは門限ですね

音楽は大御所ジョン・ウィリアムズ。そして、劇中の3曲をポール・ウィリアムズが歌ってますが、このドーナツ盤のみモウリーン・マクガヴァンが「すてきな貴方」を吹き込んでおり、映画の中では使われてませんが、貴重な音源ではと思いました

ジェームズ・カーンは『ゴッドファーザー』で一躍有名になったこともあってか、亡き関光夫さんの映画音楽番組では、よくこの『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』と『ゴッドファーザー』は、立て続けに流れることが多かったです

では、聞いてみましょう
『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』から素敵な貴方(歌:モウリーン・マクガヴァン)
同じくポール・ウィリアムズの歌で「すてきな貴方」
『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』
ハーモニカはトゥーツ・シールマンです

さて冒頭にモウリーン・マクガヴァンとジョン・ウィリアムズコンビの初仕事と書きましたが、これは『ポセイドン・アドベンチャー』以前のことを指したわけですが、よくよく思うには『ポセイドン・アドベンチャー』にしても『タワーリング・インフェルノ』にしても、ジョン・ウィリアムズというよりか、厳密にはアル・カーシャとジョエル・ハッシュホーンの主題歌コンビとの仕事になりますから、まあ、サントラではないけどもジョン・ウィリアムズの歌は私の知る限りは初めて歌ったのではと思いました




フランコ・ミカリッツィの音楽がサーカム・サウンドで鳴り響くマカロニ・ホラーの第1弾❔😱♪

2021-09-07 10:10:24 | 日記
『デアボリカ』(1973年 イタリア)
監督:オリヴァー・ヘルマン、リチャード・バレット
音楽:フランコ・ミカリッツィ
歌:ウォーレン・ウィルソン


『エクソシスト』に続けと言わんばかりに颯爽と作られたマカロニ・ホラー。そしてその内容は『エクソシスト』と『ローズマリーの赤ちゃん』をごちゃ混ぜにした、なかなか怖くも楽しい映画でしたねえ

『デアボリカ』とは“悪魔のような女“という意味だそうですね

音楽はフランコ・ミカリッツィが担当し、主題歌「悪魔と取引き」をウォーレン・ウィルソンなる黒人歌手が歌っていて、これはなかなかソウルフル!

ブラック・コンテンポラリーを映画の中で使った先駆け的なサントラですね

『デアボリカ』から「悪魔と取引き」
ボーカル:ウォーレン・ウィルソン




ブルーノ・ニコライの音楽が炸裂するマカロニカンフー・アクション🔫🥋♪

2021-09-06 09:12:21 | 日記
『荒野のドラゴン』(1973年 イタリア)
監督:マリオ・カイアーノ
音楽:ブルーノ・ニコライ
出演:チェン・リー、クラウス・キンスキー、ミクリヤ・カツトシ、カーラ・ロマネリ、ピエロ・ルリ、ゴードン・ミッチェル、ロバート・ハンター他

いやあ、まったくご心配のおかけ通しで申し訳ありません。最近どうも体調がよくなくて。といってもコロナとかではなく過労に過ぎなかったのですが(^_^;)
私なんかよりしんどい人、沢山いるのにねえ

というわけで、今回はこのレコードを取り上げてみました

物語は上海ジョーなる主人公が西部を放浪しながら次々襲い掛かる敵を倒していくだけのもの、といったいたってシンプルな作品

TVシリーズの『燃えよカンフー!』を意識して作られたのでしょうか、どこか似ていないこともないですね

音楽はエンニオ・モリコーネの名アレンジャーのブルーノ・ニコライ。この時期、『そして誰もいなくなった』、『夢魔』、女刑務所発情狂』等のB級作品が多いものの、実に甘い感じのいい音楽を付けており、私は時にモリコーネ以上に聞きまくっております。あんまり比較するのもどうかと思いますが、やはりニコライ節というものがありまして、モリコーネとはまた違った味わいのある人でもありますね

エンニオ・モリコーネがここまで大きい存在となって鬼籍に入ってしまいましたが、それよりもずっと先にブルーノ・ニコライも不帰の人となっています

まあ、そういう話は横に置いといて、モリコーネの作品でもニコライが編曲・指揮をしたものは、明らかに違いがありますね

ここでのニコライはいかにも自分らしいマカロニ・ウェスタンの音楽を聴かせてくれてます

『荒野のドラゴン』オリジナル・サウンドトラック盤

武蔵小金井の辺りです。幼少の頃に住んでいたらしいです(*^^*)



アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団のクラシック音楽がガンガン響きわたる🎹🎼

2021-08-30 08:10:39 | 日記
『ローラーボール』(1975 アメリカ)
監督:ノーマン・ジェイソン
音楽:アンドレ・プレヴィン
出演:ジェームズ・カーン、モード・アダムス、パメラ・ヘンズリー、バーバラ・トレンサム、ジョン・ハウスマン、サー・ラルフ・リチャードソン他


またも間が空いてしまいましてスミマセン!
実は2度目のワクチン接種を25日に受けたのですが、その日の晩から3日間とんでもなく激しい副反応に苦しめられ、ようやく28日に回復いたしました

何しろ、高熱はでるわ頭は割れるように痛いわ悪寒はするわなどの症状に悩まされておりましたよ(汗)

近未来、戦争も犯罪もなくなった人類の闘争心を駆り立てる唯一の殺人スポーツ、ローラーボールを通して管理された社会の恐ろしさを描く。クライマックスでは東京も登場する

BGMにバッハのトッカータとフーガ、レモ・ジャゾットのアルビノーニのアダージョ、ショスタコーヴィッチの交響曲第5番第3楽章などが、効果的に使われており、演奏はアンドレ・プレヴィン指揮のロンドン交響楽団ではありますが、トッカータとフーガのオルガン・ソロはサイモン・プレストンで、劇中のプレヴィンのペンによる「ダンス・パーティー」と「グラス・スクルプチュー」の2曲は小編成のシンセサイザーを多用したクロスオーバー・サウンド。この2曲もアンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団となっておりますが、この2曲はどのように指揮棒振るのでしょうか?

「ローラーボール」
オリジナル・サウンドトラック

さて、わたくし吉田春太郎は、作詞家としてデビューいたしました(*^^*)


シンガー・ソングライターの芽亜利・Jさん(左)と家内(右)です(=^ェ^=)♪





ジグソーの主題歌はもちろん、ノエル・クインランの劇音楽も冴えてる🥋🎺🎸

2021-08-24 16:14:58 | 日記
『スカイ・ハイ』(1975 香港・オーストラリア)
監督:ブライアン・トレンチャード・スミス
音楽:ノエル・クインラン、クライヴ・スコット(主題歌)
歌・演奏:ジグソー
出演:ジョージ・レーゼンビー、ジミー・ウォング、ロス・スパイアーズ、レベッカ・ジリング、フランク・スリング他


オーストラリアはシドニーを根拠地とする麻薬シンジケートに挑む香港警察特別支局刑事の活躍を描く、オーストラリア・香港の合作アクションですね

音楽は香港のノエル・クインラン。ここでは極めてハラハラするようなスリリングな音楽を書いています

主題歌を担当したのはイギリスのグループ、ジグソーのクライヴ・スコットとデス・ダイヤーの共作。クライヴ・スコットは2009年の5月に若くして他界しています。若々しく・ソフトな歌声を聞かせてくれただけに、誠に惜しい人でした

ジグソーは「スカイ・ハイ」以外にこれといったヒット曲がないことから、一発屋の扱いを受けていますが、実は「スカイ・ハイ」の他にも「愛の想い出」をはじめ、多くのシングルをリリースしています。日本のソングライター林哲司が提供した「If I Have Go Away」(1977年)という楽曲も存在しています

まあ、何よりもメキシコ出身のプロレスラー、ミル・マスカラスのテーマ曲としての方がお馴染みでしょうか

『スカイ・ハイ』
メイン・タイトル版
『スカイ・ハイ』
シングルカット版

我が家のおてんば娘のみゅうちゃん、去勢手術してからやったらよく食って、ブクブクですよ(=^ェ^=)♪