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自称“流川市民”の、鉄道橋梁&トンネルと北海道の国鉄(JR)廃線跡が好きな人間がブログに挑む。(最近は迷走の日々…)

さっき白糠線に関する異様なエピソードを思い出した

2013年09月28日 | 鉄道―根室本線周辺廃線調査
 2ちゃんねるのスレッド(北海道の昔の鉄道の思い出を語ろう6!!)に最近書き込まれたレスを読んで、白糠線廃線跡調査の際に地元の方から鉄道の思い出を訪ねた時に聞いた異様なエピソードを思い出した。
 この異様な話を聞いた時に、白糠線の構造物で見受けられた違和感が氷解したものだが、以下、過去に私のホームページに掲載する予定だったもののお蔵入りしてしまった記事を転載する。


 私は廃線となった鉄道構造物を撮影してまわっているが、構造物に接近して撮影していく過程で、コンクリートの状態が非常に気になりだした。
 きっかけとなったのは、平成10年の各路線の調査で大量に撮影した写真と記録を整理していた時の事である。
 過去数回の調査で、構造物を徹底的に調査する事を心に決めた私は、家屋調査のアルバイトの経験から、全景や製造銘鈑や、亀裂や剥離といった状態や、その場で目に留まった事を撮影しておいた。
 戦後に完成した路線の鉄筋コンクリート桁や、場所打ちコンクリートのトンネルの撮影で、亀裂やら剥離やらの写真が多い事に疑問を持った私は、それらの橋梁やトンネルの施工銘鈑を撮影した写真と照らし合わせたところ、わずか数十年足らずで劣化が進んでいる事がわかった。
 コンクリート構造物はこのように脆弱なものなのか、という危惧に対して、或いは構造物の置かれている環境が劣悪なのであろうと一蹴されるかも知れないが、私が抱く杞憂が、杞憂に終わらない深刻な問題である場合、新幹線をはじめとする全国の鉄道で活躍しているコンクリート構造物は大丈夫なのだろうか?

 そこまで気になる理由は、特定地方交通線の廃止路線第1号となった白糠線で、まず、縫別トンネルの内部の亀裂にマーキングされた白ペンキが凄まじく、クモの巣の如く浮かび上がっていた事、次に、白糠から北進に向けて国道392号を移動中に見かけた、どこかの橋梁の鉄筋コンクリート桁のコンクリートの色がまだらであり、補修したかのような状態であった事、国道392号に架けられた道々白糠本別架道橋(プレストレストコンクリート桁1連)で、通常は無塗装のコンクリート桁が塗装されていた事、最後に、地元の方の証言で、開業直後から廃止直前まで路線のあちこちで補修工事を実施していた事実が明らかになった事が挙げられる。
 私は、自分自身が撮影してきたコンクリートの劣化を示す写真や、阪神・淡路大震災で明らかとなった橋梁のコンクリート橋脚の施工不良、各地で続発しているコンクリート高架橋やトンネルからのコンクリート片落下事故を見るにつけ、残念ながら、絶対的な信頼を寄せてきた鉄道という交通に対して大いなる不安を抱かざるを得ない。


 この白糠線については、悪天候にたたられた等の理由で、一部構造物のスポット調査のみで終わってしまったが、他の人が撮影してきた写真を見ると、色々と違和感があるので、全区間をくまなく調査したいところだが、なにぶん第22まで茶路川橋梁があるから、調査には1週間あれば足りるかなあ…。


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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2ちゃんは広大すぎる (かずっさぁ)
2013-10-01 20:58:46
>地元の方の証言

たぬきさんは調査団ですか?w
それにしてもスレがコアすぎて読めないw
下手に素人が立ち寄れないジャンルで
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