80k700m タイトルはまだ考えてない(旧 安全靴をはいたタヌキのホームペヱジ)

自称“流川市民”の、鉄道橋梁&トンネルと北海道の国鉄(JR)廃線跡が好きな人間がブログに挑む。(最近は迷走の日々…)

2015年09月05日 キリンビール取手工場の専用線跡を探索してみた

2015年09月07日 | 鉄道―東日本方面廃止路線調査
05日朝方に退院した後、無理やりプチ廃線跡探索に出掛けて、茨城県取手市井野のキリンビール取手工場に至っていた専用線跡にやって来た。
まだ藪だらけなので、常磐線から分岐する辺りをちょっと見る程度の探索だ。
現場で記事を起こす事ができればと目論んだけど、電波の具合が悪くて叶わず、また、デジ一眼のメモリ書き込みができなくなるトラブルに見舞われた。



目標は、小川の奥に架かる小橋梁。
ごそごそと準備していたところ、「鉄ちゃんかい?」とエネオスのジャケットを羽織った通行人から声がかかった。
常磐線井野踏切脇の、宇田川石油取手油槽所の中年の社員さんで、推測だが、井野踏切の南側の葡萄畑を入れて撮影する人がいるので声をかけてきたのだろう。
今日はキリンビール取手工場に通じていた専用線跡の探索に来ました、と返事をしたところ、買い物の時間をちょっと割いて色々と説明してくれた。
その人に感謝して、さっそく、小川の脇を進んで奧へと分け入った。





小川にはザリガニがいっぱいいて、歩み寄る振動を察知して次々に逃げていくので、小川がたちまち濁って何も見えなくなった。







ボックスカルバートの施工銘鈑を探したが、藪が凄まじくて発見できなかった。

レールは、橋梁の上で切断されていた。
専用線はかつて、橋梁を渡った後、建物(建設中)の敷地に転用された場所を経て、件の取手油槽所の北側から工場に通じていた。
資料がないので、橋梁の辺りを適当に撮影した。













撤収準備をしていたところ、先程の社員さんが再び声をかけてきて、「関東鉄道には行かないのか?」と訊ねた。
おそらく、元国鉄キハ30(キハ101・102)の事かなと思い、「今回は昔見た専用線がメインで、関東鉄道は、つい行くのを後回しにしちゃうんですよ。」と返事した。

「時代の移り変わりは早いから、ぐずぐずしているとなくなっちまうぞ!」と有り難い言葉を頂いた。

気になって、関東鉄道のホームページを見たら、件のディーゼルカーは長期運休中だった。
先送りにしてきた報いである。

廃線跡は、遺構だけでなく、人との出会いも含めて一期一会。




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