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狭い庭で野菜を育てます

日本の古典芸能に触れてみた

4/21

7年ほど前、職場の懇親会の会場で
くじをひいてHさんの隣に座った。

何度か仕事を一緒にしたけど雑談はしたことないので、

お得意な料理はなんですか?

と当たり障りのない質問をしてみたら

ボルシチです と答えた。
🍲

なんだって!?
ボルシチって聞いたことあるけど、家で作るものなの??????

ワタシがビーツを毎年植えることになった原点はここなのだ。
ボルシチを食べてみたいと強烈に思ったのはHさんとの初会話だった。


その日二次会で そのHさんから能楽のお稽古に誘われた。
大島先生に習っていると言う。

ああ 福山の大島能楽堂ね。

ワタシは20代半ばに福山のN邸で2年間ほどお手伝いさんをしたことがある。

そこの大奥様が大島能楽堂でお能を習っていたので、何度かお使いに行ったことがあった。
大島さんちにお届け物を持っていったことがあるだけなのに、
まるでお能を習っていたみたいに話が盛りあがった。

先日 2ヶ月ぶりに応援に行った職場で、そのHさんから
大島先生の定期公演があると誘われたので福山に行ってみた。


能なんて初めて(^_^;)







着物の人が多い。
ちょっとオシャレな洋装も多い。

Hさんは着物で来ていた。
自分で着たんだって。

なんでもできる人がいるもんだ。


席を取ってから、開演まで喫茶室でお茶を飲んだ。


事前に注文したお弁当を食べている人もいた。遠方から来ている人もいるらしい。



曲目が始まる前に解説があった。
登場人物やストーリーの解説。
面白くてわかりやすくて楽しい。

嵐山という演目の小守の神と勝手の神を
可愛らしい少女が演じたので、

ぐっと舞台が身近になったし、
友人なのか客席にチラホラ小学生がいたために ワタシの気分が楽になった。
何しろ場違い感が半端ない緊張が すっとほどけていった。

能と能の間に狂言があった。
隠したぬき
これが楽しい。
まるでコント。

重たくてゆっくりと時間が流れる 荘厳な能の演目の間に
スピーディーで笑わせるストーリー、ちょっと滑稽なやりとり。
こんなふうに公演が進むのね ふーん

また次の演目(解説の人は曲と言ってた)
の前に解説があった。
わかりやすくて楽しい解説。
ド素人のワタシのために丁寧に説明してくれた。ナンチャッテ

籠太鼓
Hさんの先生、大島衣恵先生がシテを演じた。
それはそれは厳かに 時間がゆっくりと流れる中で笛と鼓の音が絶え間なく鳴る。

↑ホームページの写真より
主人公を牢で見守る番人が野村裕基さんだ。

野村萬斎の息子さんで、横顔がそっくりだ。
公文のコマーシャルで見ただけなのに、知り合いが出てるみたいに思えて嬉しかった。
ガンバレ~


しかしすごいな
ずっと鳴ってる笛と鼓。
体力がすごい。すごすぎる。
ジャズライブのドラムソロのように
いつまでも続く笛と鼓の音。

思わず拍手したくなるけど
誰も拍手しない。口笛も飛ばない。

嵐山で蔵王権現があらわれ華やかに舞うところなんて まさしくクライマックスで
スタンディングオベーションしてもいいくらいなのに
誰も拍手しない。




そうなんだ。

演者が次々と舞台から去り、奏者もひとりずついなくなってから
ザーッと波が打つように拍手が始まる。

なるほど
暗黙のルールがあるようです。

5月19日の福山バラ祭りの日に、ここで生徒さんの発表会があるらしい。
入場無料だって。

Hさんに台本を見せてもらった
へぇ~ すごいね
とにかくすごいな。うん・・・



能楽堂を出ると雨がザーザー降っていた。
バラ公園はどうかしら。
能楽堂から近いので歩いて行ってみたけど


まだまだ 全然咲きそうにない。
バラ祭りまであと4週間。
間に合うんだろうか?咲きだしたら開くのが早いのかな。

途中 尾道の鶏そば本店に寄って

あっさり鶏そばを食べて帰った
うーん 久しぶり 美味しかった♡









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