山猿

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黒白の社会

2007-01-25 21:39:25 | 日記・エッセイ・コラム

昔日、木炭で石膏像のデッサンに励んだ、小汚いアトリエで数人で朝から晩まで、隣の奴より深いと自負して自己満足に浸った。なんて子供っぽい表現かとおもいながら自分の下手くそな絵にもとりあえず満足しながら無数の段階、諧調のある意味を深く感じた。

いま、社会の価値観はどうしようもなく皮相で深みのない意見ばかりを感じる。「白か黒か」しかないような単純な判断を主張することしか通用しないようだ。
無数の段階、諧調のあるものを、白黒でしか判断できない深さのない意見には組みできない。
自分が完璧だとは思わずどこまでももっと深く迷ってみたら?

こんなんは、わたしの年齢では、もう迷うことではないのか・・・・。


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