暴言

おかしなお話。
山を歩いて、ストックで突くと自然にダメージをあたえるというような馬鹿。
地球温暖化の進行がモンブランの氷河を溶かしすぎてこのままでは20～30年でヨーロッパの氷河が消滅して大変なことになると発言する人。
ヒマラヤをゴミだらけにしてきた登山隊、おとなしい節度のある登山者を罪悪人のようにいう山持ち、
山を荒れ放題にして、なんの反省もない為政者。

すくなくとも、私たち少数の山屋は地面のほんのわずかな襞を体験したいだけなんです。それらの襞に会えることが、会えるために行為することのみをたのしんでいるんでないでしょうか？　
自然に対して人間の分際であまり大きなことをいうのはやめましょう。、最も深くそれらを思ってる者はすでにけっこう同化できてます。

人間の存在自体を既成の善とかんがえることをやめたところから見えてくるものがあるはずです。自然はべつに人間なんかいないほうがいいにきまってます。でもここまできた人間の営みのなかにしか居れないわたしとしては、膨大な自然そのまま、小さな人間としての自然そのままをあるがままにあればいいんじゃないでしょうか？
だいぶん突拍子もない感じになってしまいましたが。最近いつも頭に去来してることどもです。
自然とはなんぞや？

われわれは、どこからきたのか、
われわれは、なにか、
われわれは、どこにいくのか

、
・・・・ゴーギャン