ブログ随筆「ちょっと、散歩へ」

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「古手帳」

2024年01月01日 14時04分07秒 | 日記
令和6年も静かに明けた。尤もこれは空模様のことで、日本も勿論、世界に目をやれば、相も変わらぬ愚挙が続いている。私などはマイナス思考の先頭を切る質なので、「これはもう人間は一度滅びなければ埒が明かないな」と思う。地球汚染化などで、今更、気がついたように騒いでいるが、やがて地球は滅びるだろうことは目に見えているから、時間の問題と言えばそれまでだが。「百歳時代」などと煽てられ、長生きをしても碌なことはなさそう。

所で、ちょっと、過去の事を調べることがあって、暮れに古手帳を捲った。古手帳は本棚の一番上の奥に36冊ある。つまり、62歳で退職したので26歳からの手帳となる。書かれているのは会社関係が主だが、雑事も結構、書かれていた。特に退職前の10年ぐらいは日記帳並みの詳しさで書かれていて、つい読みふけってしまう。だが、人の名などを見ても、丸っきり思い出せない顔が多い。記憶力の頼りの無さには驚くばかり。この手帳なども〈処分〉の対象か。

15歳で上京以来、日記は大体付けていたから、これも相当の冊数となり、押し入れの中や書棚に並んでいる。この方は手帳よりも、より具体的に日常雑事が書いてあるので、場合によっては家族を始め他人に見られたくない(誰も読みはしないだろうが)。その他、何やかにやと、大袈裟に言えば〈断簡零墨〉まで転がっている。いわゆる〈断捨離〉の対象物である。これらも、本当に片付けなければならない。〈過去〉と云う怪物に別れを告げねばなるまい。

賀状はここ数年、意識して減らして来た。基本、貰ってからの返事とした。その効果がようやく出て来たのか、元日到着は6枚だった。いい調子である。この人等はこのまま互いに生きている間は交換するだろう。云っても仕方のない人達である。その中で、はっきりと、「今年限り」が2人いたから、来年は小生の分は5枚で済むか? 何かに「年よりの特権は義理を欠くこと」とあったから、それを大いに使わせて貰おう。そして、小生も百を目指そう(冗談)。

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