ブログ随筆「ちょっと、散歩へ」

    日々の趣味など・・・

2013年 短歌

2013年12月31日 20時54分51秒 | 短歌
戯れにブログ開いて自らに四日目ごとの更新を課す 早々の賀状繰るれば「本年で終りとする」と告げしものあり 脳トレと称して日記二日開けペンを握れば「特記することなし」 会津より貰ひし(届きし)重き干柿を武州の寒風にまた晒しをり 用水の薄らひ割りて立つ鴨の波紋鎮まり羽毛漂ふ 強霜のうち重なりて枯草の白々と這ふ長堤に立つ ゴミ捨てに出る吾停めて老妻が厚着をせよと言ふが疎まし 血圧の高下に騒 . . . 本文を読む

「大腸検査」

2013年12月28日 08時00分00秒 | 日記
先日、元同僚の2氏と忘年会をやったが、酒の調子から体の調子へと話題はいつもの定番である。もう皆いい歳なのであちこちの検査に結構、奔走しているようだったが、実は私も「大腸検査」を年内に控えていて、久し振りの酒もあまり進まなかった(?)。とは云うものの、そこは意地汚いものだから、情けないことに飲み負けるようなことは決してなかったようだが。 その時の話にも出たが、どこでも検査予約が満員で、東京の某区で . . . 本文を読む

「大規模修繕」

2013年12月24日 08時00分00秒 | 日記
今住んでいる集合住宅の「大規模修繕」が来年に迫り、先日、臨時総会を開いて実施を決定した。長期計画では10年に一度の大改修を組み込んでいるが、出来れば少しでも先送りしたいのが人情で、むしろ、その方が何か手柄を立てたように思われるから、「素人集団は困ったものである」(専門家の云い分)。我々役員は規約通り予算、業者決めまでは進め、実施は来年度の役員に任せる。 既に建築以来、34年を迎えようとしている。 . . . 本文を読む

「一葉忌」

2013年12月20日 08時00分00秒 | 読書
明治の女流作家・樋口一葉が亡くなったのは明治29年11月23日だが、その日は『一葉忌』という俳句の冬の季語になって残っている。名作、『大つごもり』の印象からか、一葉と云うと何か心細い師走のイメージが強いが、もう少し早い時期だったのだ。24歳6か月という、その一生は当時でも早世の内に入るが、その作品は今日でも光を失わない。 以前に「奇縁」(10/12/5)でも触れたが、一葉の父親は幕末、蕃書調所の . . . 本文を読む

「挿 絵」

2013年12月16日 08時00分00秒 | 読書
たまたま『司馬遼太郎が考えたこと 1』(新潮文庫)を読んだ。彼の30代のエッセーだが、既にして骨太の文章で、大家の風貌がそこには見えた。座談の名人だったらしいが、文章もその調子を崩さずに、適度な遊びも入れながら飽きさせない。この才能が後に寺内大吉らと雑誌『近代説話』を創刊することに繋がるのだが、一貫しているのは〈分かり易い表現〉ということだろう。 司馬が約半世紀にわたって書き綴った『街道をゆく』 . . . 本文を読む