ブログ随筆「ちょっと、散歩へ」

    日々の趣味など・・・

「ラジオCM」

2010年04月27日 15時03分20秒 | 日記
毎日が日曜日になってからは遊びでパソコンに向うことが多く(例えばこのブログなど)、テレビはあまり観なくなった。勢いラジオを一日中付けておくことになる。電波の具合が一番いいTBSがほとんどで、朝5時の「生島ヒロシのおはよう定食」から始って「森本毅郎スタンバイ」「大沢悠里のゆうゆうワイド」(「小島慶子のキラキラ」は避けて)、夕方の「荒川強啓Dキャッチ」…と続く。 パーソナリティの年代が近いのも安心し . . . 本文を読む

「菽麦(しゅくばく)を弁ぜず」

2010年04月23日 11時20分32秒 | 読書
5月の連休明けにでも田植が始るのか、いつも散歩に行く道筋の田んぼに水が入り、一斉に蛙の大合唱が始った。毎夜、床の中で眠り薬の代わりに読んでいる正岡子規(写真)の「墨汁一滴」の中に面白いことが書かれていたのを思い出す。 子規がまだ大学予備門(一高の前身)の学生の頃、同級生の漱石の牛込の家を訪ねた時、近くの田んぼには植えられたばかりの苗がそよいでいた。驚く事に漱石はその苗から、やがて〈こめ〉が出来 . . . 本文を読む

「凡人で良かった」

2010年04月19日 09時09分23秒 | 映画・観劇
作家の井上ひさしが亡くなった。彼の小説は直木賞受賞の「手鎖心中」と「國語元年」(NHKのドラマも良かった)ぐらいしか読んでいないが、芝居はテレビの劇場中継も含め、「きらめく星座」、「泣き虫なまいき石川啄木」、「紙屋町さくらホテル」、「化粧」、「円生と志ん生」など結構観た方だ。 いずれも彼が目指したという、〈難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを愉快に、愉快なことを真面目に〉に満ち . . . 本文を読む

「てけれっつのぱ」

2010年04月15日 15時01分19秒 | 映画・観劇
例の観劇会で文化座の「てけれっつのぱ」を観た。内容は明治中期の小樽を舞台に、雑貨屋? 「きし屋」に集まる人の悲喜劇だが、旧幕(の元嫁)、官吏、庶民(俥夫)のそれぞれが必死に生きる姿を通して、新しい時代への確かな歩みを示唆している。20年度文化庁芸術祭大賞を受賞した。 〈てけれっつのぱ〉とは、落語の三遊亭圓朝が作った「死神」の中で唱えられる呪文。死神から授かったこの呪文で、他人の生き死にを左右でき . . . 本文を読む

2010年04月11日 09時06分30秒 | 日記
新学期が始まった。階上のわが家から見ていると、旗を掲げた上級生を先頭に、一番しんがりにピカピカの1年生がポツンとひとり。まだ慣れないのか、足どりもとぼとぼと行く。学校全体でも20人そこそこというから、貴重なひとりだ。桜の花が子供たちの肩に散る。 60数年前、私も入学の日、母と約4キロの山道を歩いて村の小学校に行った。詳細は記憶にないが、帰りに峠を登りきったところで握り飯を食べたことを想い出す。 . . . 本文を読む