ブログ随筆「ちょっと、散歩へ」

    日々の趣味など・・・

「自粛ムード」

2011年03月31日 09時00分00秒 | 日記
どうやらまた「歌舞音曲自粛」のムードが高まり始めた。プロ野球もゴネていたセ・リーグが「今そんな時か!」と所管大臣らに叱られ、渋々パと同時開幕となった。高校野球も〈音無し〉、神田祭も三社祭も中止、上野の夜桜も暗いところで静かに眺めることになりそうだ。 「自粛」というと、すぐに〈昭和天皇崩御〉を思い出す。あの時は大分前からご病気だったので、この自粛も長かったように記憶する。まさに1億総自粛で、笑顔も慎むような雰囲気だった。歯など出して笑っていたら「国賊」と云われかねなかった。 . . . 本文を読む

「貧者の一灯」

2011年03月27日 09時00分00秒 | 日記
東北関東大震災に、米大リーグのイチローが1億円を寄付したというのに驚いていたら、キャスターの久米宏は2億円とさらに上回りまたまた驚いた。日本では欧米ほどは一般化していないと云われる「寄付行為」で、いわゆる私人でこんなに多額の例は少ないのではないか。私ら貧乏人は複雑な反応でもある。 以前、何かの本でこんなこと読んだ。東南アジアの仏教国に観光旅行した人が、群がってくる現地の子供の「ギブ・ミー・マネー . . . 本文を読む

「こだま…」

2011年03月23日 09時00分00秒 | 日記
大震災後、民放テレビは広告主の自粛に伴い、代りにACジャパン(旧公共広告機構)の広告を流している。あまりの繰り返しに苦情を持ち込む向きもあるようだ。時節柄、この程度のことは我慢するしかないだろうし、なかなか良い内容のものも多い。金子みすゞの「こだまでせうか」などは以前にも増して広く知られるようになったのではないか。 金子みすゞは昭和5年に26歳の若さで自死したが、その詩は上の「こだま…」でも判るように、80年の時を経過しても古さを感じさせない。 . . . 本文を読む

「代 役」

2011年03月19日 09時00分00秒 | 映画・観劇
先日、恒例の観劇会で「林の中のナポリ」(民藝)を観た。樫山文枝、日色ともえ、伊藤孝雄という看板3枚の揃い踏み…のはずが、日色、伊藤が病気で代役となった。「主役級が2人も代わるのでは…」と、あまり期待もしないで行ったが、これがなかなかの内容だった。 山田太一の作品だが、代役となった千葉茂則、白石珠江という中堅が満足させてくれた。元役を観ていないので比較は出来ないが、年齢的にも樫山の老婆? は適齢と . . . 本文を読む

「大地震」

2011年03月15日 09時00分00秒 | 日記
留守番しながら、のんびりと下手なネット将棋にうつつを抜かしていたら、これまで体験したことのない大揺れが来た。安物の箪笥はいまにも引出しが飛び出しそうだし、金魚鉢の水は零れそう。漏れたら我が家は兎も角、階下に迷惑が行く。あわててベランダに移し、本などが多少崩れるのを呆然と見ながら「やけに揺れが長いな」と思っていた…。 電気機器は切る間もなく停電になった。ガスもだめ、水道も電気を使うために出ない。ラ . . . 本文を読む