倍音、ばいおん、倍音、ばいおん、
旅行前、腰を据えて倍音について考えてみることにしたのは良いとして、
帰宅後、cubase AI7立ち上げ、MIXコンソールで実際に動くEQ(イコライザー)を目にしてハタと気づく…
音は動いている…!
え、なに?
地動説唱えちゃった?
ガリレオか?
ええ、はたから見れば「音は動いている」ってなんのこっちゃですわ、そりゃ。
失礼しました。
ちゃんと説明致します。
倍音について考えたときに(前々回の記事)、
第2~第6倍音まではそこそこ濁りが弱い音が響いているらしいということで、
じゃぁ、EQ(イコライザー)を扱うときにはこの第2~第6倍音あたりの音を引き立てたり
反対にこの各倍音以外の周波数を立てないようにする、など、
倍音構成を念頭に置いてEQ扱ったらなんかうまくいくんじゃないの~? という勘が働いたので、
よし、やってみるか!
…と冒頭の通り、MIXコンソールでEQじーっと眺めていたわけですよ。
そしたら御覧の通り…
音を聞きながらEQでポイント(ちょうど矢印のところ)ココ~! と決めたのに
次の瞬間にはポイント以外のところに音が動いて、というか…曲が進行しちゃうじゃないですか(当たり前)。
キンキン響きすぎる音の正体が(この音の場合は)第2倍音だったと判明したので(ちょっと長めに停止してる画像のとこ)
ウハウハしながらそこを削ったら、
そのすぐ後には削るつもりのなかった第3、第4?倍音みたいなところが削りポイントに入ってきてしまう。
ううう…そうだよぉ…
常に一定の音だけしか鳴らさないなんてことはまれだし、
EQは別に音に連動して削ったりブーストしてくれるわけじゃないのでした…うかつだった…orz。
でも一応EQのポイントの見定め方みたいなものは倍音をたどれば見つけやすいと気づけたので、
参考にさせてもらいました各音の周波数一覧をまとめてくださってるサイト様を2つぺったんこ。
Shuji Tamura's Home Pageさんより http://panna.dyndns.org/etc/onritu.html
下の方の<表4. 平均律の音階と周波数(全域) >ってとこです↑
gakushuさんよりhttp://gakusyu.jp/musictheory/frequencies_of_88notes.php
こちらのページは上の階層に飛ぶと数学満載のサイトさまでございました
一応今回の曲が30秒と短いことも功を奏したのか、
思ってるほど無駄に別の音に影響感じることはなかったので
結局このEQでOKにしたんですけども。
てことは…音に連動して倍音を操作するのに適しているのはEQではないってことか…。
EQはあくまで そのトラック間で コントロールしたい周波数帯域をカット/ブーストし続ける用途なのね
(オートメーションでコントロールすれば別)。
だから、よく上の方の周波数をばっさりカット(Lowパス)だ、下の方をばっさりカット(Highパス)だ、
上下ともばっさりカット(バンドパス)だ~という用い方をされることが多いのかぁ。
…ぃゃ、もうどこの説明書にも書いてあるようなことが分かっただけなんですけど、
ようやくEQの使いどころが腑に落ちてきた感じです。
そうすると、音に連動するように倍音を増加させるという要望にかなうエフェクターは
前回覚えた「エンハンサー」もしくは「エキサイター」というのがそれに当たる様子。
特定の倍音を減らすっていう機能はないのかなぁ…と調べたらそういうプラグインもあることはあるようですのね。
「HoRNet Harmonics」(英語ページ)
ちなみに↑これ無料でした。
それにしても
そういうのは減算方式のシンセサイザーとかってことになるのか? ん? ん?
…そういえばなんか引っ張るタイプのオルガンあったような…
そう、ハモンドオルガン!(こういうの)
ハモンドオルガンの鍵盤上にベロンちょと伸ばせる、その名もまんまのドローバー(引っ張り棒)。
今まで仕組みがよくわからなかったのですが、今回倍音について改めてから調べたらようやっと分かりました。
これがドローバー↓
(画像:ウィキメディア・コモンズ)
ドローバーの仕組みはそれぞれ その倍音をどの程度鳴らすか、という倍音制御装置だったのでした。
(こちらを見ながらだとよりわかりやすいと思われます↓
鈴木楽器製作所 https://www.suzuki-music.co.jp/information/11237/)
各バーに縦書きされた数字の1~8は音量(引き出さない状態=0だと音は鳴らない)
白タブは 左から基音 とオクターブ音(8´=基音、4´=第2倍音、2´=第4倍音、1´=第8倍音)
黒タブは 左から第3倍音、第5倍音、第6倍音
茶色タブ2つは 左が基音の1オクターブ下、
右が基音から5度
(↑ややこしくなるんですけど、これだけなんか中途半端に感じるのは
この音の本当の基音は8´ではなく、16´だからなのだそう。んむむ深い…)
16´とか5 1/3´、8´~などの「´」がついてるとこの数字は
元のパイプオルガンの相当する長さなのですと。へぇ~。まったくまったく数字は苦手どすえぇ..
は~。もののついでで長年の悩みが一つ解決した~。
さいごに、
今ならドローバーちっくな、でもドローバーはしてない雰囲気ドローバーな
あいぽんアプリの miniSynth 2が無料(通常120円)ですよ~。
旅行前、腰を据えて倍音について考えてみることにしたのは良いとして、
帰宅後、cubase AI7立ち上げ、MIXコンソールで実際に動くEQ(イコライザー)を目にしてハタと気づく…
音は動いている…!
え、なに?
地動説唱えちゃった?
ガリレオか?
ええ、はたから見れば「音は動いている」ってなんのこっちゃですわ、そりゃ。
失礼しました。
ちゃんと説明致します。
倍音について考えたときに(前々回の記事)、
第2~第6倍音まではそこそこ濁りが弱い音が響いているらしいということで、
じゃぁ、EQ(イコライザー)を扱うときにはこの第2~第6倍音あたりの音を引き立てたり
反対にこの各倍音以外の周波数を立てないようにする、など、
倍音構成を念頭に置いてEQ扱ったらなんかうまくいくんじゃないの~? という勘が働いたので、
よし、やってみるか!
…と冒頭の通り、MIXコンソールでEQじーっと眺めていたわけですよ。
そしたら御覧の通り…
音を聞きながらEQでポイント(ちょうど矢印のところ)ココ~! と決めたのに
次の瞬間にはポイント以外のところに音が動いて、というか…曲が進行しちゃうじゃないですか(当たり前)。
キンキン響きすぎる音の正体が(この音の場合は)第2倍音だったと判明したので(ちょっと長めに停止してる画像のとこ)
ウハウハしながらそこを削ったら、
そのすぐ後には削るつもりのなかった第3、第4?倍音みたいなところが削りポイントに入ってきてしまう。
ううう…そうだよぉ…
常に一定の音だけしか鳴らさないなんてことはまれだし、
EQは別に音に連動して削ったりブーストしてくれるわけじゃないのでした…うかつだった…orz。
でも一応EQのポイントの見定め方みたいなものは倍音をたどれば見つけやすいと気づけたので、
参考にさせてもらいました各音の周波数一覧をまとめてくださってるサイト様を2つぺったんこ。
Shuji Tamura's Home Pageさんより http://panna.dyndns.org/etc/onritu.html
下の方の<表4. 平均律の音階と周波数(全域) >ってとこです↑
gakushuさんよりhttp://gakusyu.jp/musictheory/frequencies_of_88notes.php
こちらのページは上の階層に飛ぶと数学満載のサイトさまでございました
一応今回の曲が30秒と短いことも功を奏したのか、
思ってるほど無駄に別の音に影響感じることはなかったので
結局このEQでOKにしたんですけども。
てことは…音に連動して倍音を操作するのに適しているのはEQではないってことか…。
EQはあくまで そのトラック間で コントロールしたい周波数帯域をカット/ブーストし続ける用途なのね
(オートメーションでコントロールすれば別)。
だから、よく上の方の周波数をばっさりカット(Lowパス)だ、下の方をばっさりカット(Highパス)だ、
上下ともばっさりカット(バンドパス)だ~という用い方をされることが多いのかぁ。
…ぃゃ、もうどこの説明書にも書いてあるようなことが分かっただけなんですけど、
ようやくEQの使いどころが腑に落ちてきた感じです。
そうすると、音に連動するように倍音を増加させるという要望にかなうエフェクターは
前回覚えた「エンハンサー」もしくは「エキサイター」というのがそれに当たる様子。
特定の倍音を減らすっていう機能はないのかなぁ…と調べたらそういうプラグインもあることはあるようですのね。
「HoRNet Harmonics」(英語ページ)
ちなみに↑これ無料でした。
それにしても
そういうのは減算方式のシンセサイザーとかってことになるのか? ん? ん?
…そういえばなんか引っ張るタイプのオルガンあったような…
そう、ハモンドオルガン!(こういうの)
ハモンドオルガンの鍵盤上にベロンちょと伸ばせる、その名もまんまのドローバー(引っ張り棒)。
今まで仕組みがよくわからなかったのですが、今回倍音について改めてから調べたらようやっと分かりました。
これがドローバー↓
(画像:ウィキメディア・コモンズ)
ドローバーの仕組みはそれぞれ その倍音をどの程度鳴らすか、という倍音制御装置だったのでした。
(こちらを見ながらだとよりわかりやすいと思われます↓
鈴木楽器製作所 https://www.suzuki-music.co.jp/information/11237/)
各バーに縦書きされた数字の1~8は音量(引き出さない状態=0だと音は鳴らない)
白タブは 左から基音 とオクターブ音(8´=基音、4´=第2倍音、2´=第4倍音、1´=第8倍音)
黒タブは 左から第3倍音、第5倍音、第6倍音
茶色タブ2つは 左が基音の1オクターブ下、
右が基音から5度
(↑ややこしくなるんですけど、これだけなんか中途半端に感じるのは
この音の本当の基音は8´ではなく、16´だからなのだそう。んむむ深い…)
16´とか5 1/3´、8´~などの「´」がついてるとこの数字は
元のパイプオルガンの相当する長さなのですと。へぇ~。まったくまったく数字は苦手どすえぇ..
は~。もののついでで長年の悩みが一つ解決した~。
さいごに、
今ならドローバーちっくな、でもドローバーはしてない雰囲気ドローバーな
あいぽんアプリの miniSynth 2が無料(通常120円)ですよ~。
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