【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㊶
海上自衛隊練習艦「かしま」乗船記
ポーツマス(英国)
▲「かしま」の大野敏弘艦長(当時)他幹部と
海上自衛隊の練習艦「かしま」がイングランド南部の港湾都市ポーツマスに寄港した。2013年7月23日のことである。「かしま」の目的は何だったのか。 広島県江田島市にあ . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㊵
誰も理解できないカタカナ語
日本
▲外来語 全部分かりますか?
このブログ記事「#37日本のテレビよ、さようなら②」で、「それ、日本語で良くない?」とカタカナ語の氾濫を憂える駄文をしたためた。
先日NHKのニュース番組で「インクルシーブ防災」という言葉を耳にし . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㊴
「鰯の串焼き」で日本が恋しくなった
マラガ(スペイン)
マラガ(Málaga)のビーチで、上半身裸になり、日光浴をした。眩しい光、不規則に吹く風、波の音……。目を閉じると不思議な多幸感に包まれた。 が、その多幸感を維持するのは、なかなか難しい。仰向けに寝そべって数分もす . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㊳
アメリカ人が苛立つBritish English
英国
▲陰鬱なテムズ川が英国人をひねくれさせた?
以前英国人のモノの言い方は「京のぶぶ漬け」と似ているという話をした。長居している客を帰らせたい時に、「ぶぶ漬けいかがどすか?」と問いかけ、婉曲に帰りを促す京の言葉遣いだと言われている。その作法のことを知らないお客が本当 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㊲
日本のテレビよ、さようなら(その2)
日本
先週、日頃感じている昨今のテレビ放送に関する不平不満を書き連ねたら、友人達から思いがけず大きな反響があった。〈普段感じていたテレビ放送に対するモヤモヤとした鬱陶しさやいらだちの原因を言語化してくれてありがとう。すっきりした〉〈テレビは視聴者をなめている。なんとか鉄槌を下せぬものか〉〈甲高いヒステリックな声 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㊱
日本のテレビよ、さようなら
日本、英国、フランス、ドイツ
新年初のブログの原稿を書こうと思いを巡らせていたら、あることに気づいた。これまで過去のことしか書いてこなかった!
言うまでもなく、世界は近世希にみる激動の最中にある。ウクライナとイスラエルでの戦争は先が見通せず、日本では年初から能登半島地震、羽田空港での航空機事故と痛ましい出来事が続く . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㉟
旅と出張
世界
私が退職したのは2019年9月のことだった。67歳と5カ月でのリタイアである。当然、それ以降の出張はない。というか、コロナのせいで、旅はおろか自由な行動もままならないままで、半径50キロ圏内での生活が4年余りも続いている。 退職後、「グローバルから(超)ローカルへ」と生活が一変した。幸い地元の友人達に恵まれ、地域社会との接 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㉞
防弾ガラス越しに見た街
ボゴタ(コロンビア)
▲コロンビアの地図
▲ボゴタのボリバル広場
▲どこにでもあるオフィス街だが…
プラント・エンジニアリング企業の業界団体が組織した調査ミッションの一員として、コロンビアとメキシコを訪れたのは、今から20年前のことである。「中南米諸国に対する我が国プラント業界の . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㉝
アナタ ウレシイ ワタシ クルシイ
台北(台湾)
台北には、日本人相手の酒場が数百件軒を並べる林森北路という一画がある。日本統治時代には「大正町」と呼ばれた日本人街で、平行する形で6本の通りがあるため、「五条通」「六条通」「七条通」「八条通」「九条通」「十条通」と呼ばれていた。 そこには、怪しげな日本語を操る小姐(シャオチ . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道㉜
100キロ先のムール貝
アムステルダム(オランダ)、アントワープ(ベルギー)
オランダのアムステルダムに駐在したのは、1979年の晩夏から足かけ2年である。
当地でのランチは、お客様である某自動車会社の立派な従業員用canteen(食堂)で食べることが多かった。最初の数日こそ、物珍しさもあって、楽しんで . . . 本文を読む