【連載】頑張れ!ニッポン㉑
ディープシーク・ショックに揺れるIT業界
釜原紘一(日本電子デバイス産業協会監事)
第二の「スプートニク・ショック」に激震走る
本年最初のブログ(1月9日付)で「波乱含みの2025年が明けた」と述べた。しかし今、新聞紙上を始め多くのメディアでは「ディープシーク・ショック」が大きく取り上げられており、早くもIT . . . 本文を読む
【連載】頑張れ!ニッポン⑲
阪神・淡路大震災から30年
釜原紘一(日本電子デバイス産業協会監事)
▲阪神・淡路大震災で倒壊した高速道路(ウェザーニュースの画面より)
北伊丹製作所に出張の日だった
阪神・淡路大震災の発生から30年の節目となる今年は、テレビで多くの特集番組が流れ、嫌でもあの日のことが思い出される。 1995年1月17日のあの日、私は北伊 . . . 本文を読む
【連載】赤い巡礼 チベット・ファイル⑤
竹内正右
■中国共産党のチベット侵略
▲中国軍のラサ攻撃に使われたミグ19戦闘機と中国人民解放軍兵士。後ろがポタラ宮
ダライ・ラマ13世とクレムリン外交の瓦解
チべットにおけるソビエト・ボルシェビキ外交の時期は、1925年から1927年をピークとする中国の革命運動の高揚と一致する。ソビエトの主たる目的は英国のチ . . . 本文を読む
【連載】赤い巡礼 チベット・ファイル④
竹内正右
■水泡に帰したチベット工作
▲ダプチ収容所(手前)とポタラ宮(丘の上)
ソビエトのチべット秘密外交
1927年、ソビエト軍情報部(OGPU、KGBの前身)が創設される。「西欧、アジアに巨大な秘密のネットワークを構築すべし。外交官や交易人を装うのだ。極東には日本の軍拡主義者どもがわんさと隠れている」
. . . 本文を読む
【連載】赤い巡礼 チベット・ファイル③
竹内正右
■ラサ巡礼が始まった!
最初の「巡礼」でダライ・ラマ13世に接見
ブリヤート人僧侶のドルジェフは1918年、ロシアの故郷に仏教寺を建立した。しかし、文化物を輸出したかどで秘密警察(チェーカー)に逮捕される。 ドルジェフに死刑の判決が下されるが、ぺテルスブルクの古い友人たちの手で死刑を免れた。 この年、革命政 . . . 本文を読む
【連載】赤い巡礼 チベット・ファイル②
竹内正右
■スターリンと中国共産党の野望
▲東方を狙ったスターリン
▲チベット地図(アムドを含む)
「東方を忘れるな」
1917年2月、帝政ロシアのロマノフ王朝が崩壊した。同年10月にはソビエト・ボリシェビキ政権が樹立される。そして、間髪を置かず、このソビエト政権下で「東トルキスタン工作」が展開されていく . . . 本文を読む
米ソ冷戦の一方の雄であるソビエト連邦が瓦礫のように崩壊したのは、31年前の1991年のことです。ソ連共産党も解散し、それまで西側世界の目に触れなかった門外不出の機密資料が次々と明るみに。「チベット・ファイル」も、そのうちの一つでした。
このチベット・ファイルに注目したのが、フォト・ジャーナリストの竹内正右さんです。激動のインドシナで何度も命がけの取材を繰り返してきた竹内さんですが、チベットも . . . 本文を読む