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通信

2009-11-19 16:23:18 | たわごと
1999年秋。10年前を思い出した。
(なぜ、今から10年前のことを日記に・・・)

夫は、6ヶ月間イタリア出張に行っていた。
当時、携帯電話もメールもあったが、通信費は高い。
確か、ヨーロッパは携帯での国際通話エリアではなっかたかも?
通話ができたとしても、国内ですら携帯電話料金が高い時。
メールという方法もあるが、日本もイタリアもどこにでもパソコンが
あるという、環境ではなかった。日本は、ワープロ時代だった。

通信方法は、『文通』。(現代は、死語?)郵便は120円~140円。
国内では普通郵便80円。残り40円でイタリアに届くのだろうか?

大学ノートに日記を記し、1週間分をコピーしてAir mailしていた。
到着するのは、1週間後。返信が来るのはさらに、その1週間後。
待ち遠しかった。外国切手もめずらしく思えた。

時には国際電話もかけた。時差は日本より8時間若い?遅い?
ホテルやアパートでの呼出である。言葉が話せない。時間帯が合わない。
イタリア語の会話は、正確には男女で言葉の語尾が違うらしいが、
覚えたてのカタコト・カタカナ・イタリア語で夫呼出を依頼。
“プロント(もしもし)ジャポーネ(日本)からかけています。
イタリア語が話せません。私は、○○です。
シニョール(男:Mr)○○をお願いペルファヴォーレ。”的な事・・・

緊張しながらやっと声を発する 
電話の向こうは一方的に早口で何か言ってる。 
よーく聞くと数字?“・・・ゼーロ(0)ドゥーエ(2)・・・”留守番電話?

半分ホッとした。何か聞かれても声が出なくなってしまう。
もう一度、録音した。“メッサジョ(伝言)折り返し電話下さい。”
時間帯にもよるが10分程度で約2200円~2300円だったはず。

長期間の苦労の思い出である。
10年で日本はもちろん、世界の通信は、内容も経費も変わった。
コメント (1)
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