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フランスのDRM開放法案だけど

2006-03-23 05:10:20 | デジタル系
iTMS等のDRM開放ばかりが話題になっているけれど、実はもっと幅広い、デジタル関連の著作権全般に関する法案なんですよね。「フランス国内におけるDRMシステムの利用を合法化する条項」とか、P2Pの(ほぼ)全面禁止とか…。

もともとが、現在の状況に著作権の概念をどう摺り合わせていくか、が法案のテーマだったわけで、FirefoxやOperaみたいなソフトウェアのオープンソース化に対応するため、ってのがスタート地点みたい。音楽のダウンロード販売で、DRMシステムの開発元に対して、相互運用性のあるシステムを構築しようとする競合他社にシステム技術の詳細を公開しなければならない、ってのがこの法案でスポットライトが当たってる部分だけど、音楽配信に限ったものじゃないみたい。

面白いのは、フランス国内におけるDRMシステム利用を合法化する条項が盛り込まれていること。これまでは、一部機器での再生を妨げるDRM機能が組み込まれたCDは、法的には欠陥品とされ、購入者の賠償請求権が認められていたんだって。CCCDが合法化されたのに、その解除も合法化されたわけです。さすがのバランス感覚。

また、共同作業用、研究用、非売作品の交換用を除いて、P2Pソフトウェアを開発、配布、宣伝することを違法とする条項も盛り込まれているそうです。フランスのインターネット・ユーザーがP2Pソフトウェアなどを使用して不正なファイルをやりとりしたことが判明した場合は、ダウンロード1件当たり38ユーロ、アップロード1件当たり150ユーロの罰金が科せられるって。P2Pの音楽ダウンロード販売ってどうなるのかな。
ちなみに、どのようなレベルのやりとりを侵害と見なすかといった判断は、国務院が下すんだって。

この件、もっと詳しく知りたいんだけどねぇ…。

元記事(COMPUTERWORLD)


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