50年代までのSP盤の音源が、デジタルアーカイブ化されるって

今日はアイスクリームの日らしいですね。乳脂肪分の多いアイスクリームは日本人に合わないんだ、って強硬に突っぱねていた業界各社が、レディ・ボーデンの参入以後ころっと態度を変えて、ちゃんと乳脂肪分が多いまともなアイスクリームを生産し始めた事を知っている私は年寄りですかねぇ。
他にも、アイスクリームは、米軍の補給物資として重要で、横浜に本国そのままのレシピで作る専用工場があった事も知っているんだけど…。
ま、今日の話題は、日本にまともなアイスクリームがほとんど流通していなかった時代の音源を、デジタルアーカイブにするっていうお話です。RIAJ（日本レコード協会）の4月27日付リリースによると、1900年初頭から1950年頃までに国内で製造されたSP盤及び金属原盤に収録の、約7万曲（音源）の保存と、公開を目指す「歴史的音盤アーカイブ推進協議会（HiRAC）」ってのが設立されたそうです。著作権切れているから、こういう事も出来るって事でしょうか。

ともかく、「歴史的・文化的資産である初期のレコード（SP盤）及び原盤の劣化、散逸等による音源の喪失を防ぐため」っていう視点には賛成です。今聴いて価値があるものばかりじゃないとは思いますが、それでも、文化的資産ですよね。
で、「平成20年度からメタデータの整備、音源のアーカイブを開始、平成22年度から、アーカイブの公開、利活用の準備、検討に入り、平成23年度からの公開を目指しております」つーことなんで、ネットで入手できるようなオープンなライブラリを期待します。
当面は「主にアーカイブに関する収録技術、音声フォーマット等を検討する技術検討部会と主にアーカイブの利活用に関する運用ルールの策定等を検討する運用検討部会の2部会を設置します」ということなので、どこかの会社の利権になってしまわない方向で、是非お願いしまーす。
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