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Appleの新発表は、何故一部の人を熱狂させるのか

2006-03-08 22:24:07 | デジタル系
「『iPod Hi-Fi』のライバルはBOSEじゃない」「リビングルームへの進出は付加的要素--Mac miniはあくまでもデスクトップPC」。これは、AppleのJai Chulani氏のインタビュー記事のタイトルです。ジョブスCEOが「すげぇだろ」ってプレゼンテーションして、実機が市場に出てから、パブリシティで担当責任者が細かい解説をしていく。このやり方って効果的なんでしょうね。

Hi-FiやMac miniを実際に手に入れたり試聴・試用したりして、それぞれの人や記者がそれぞれの解釈をした後、一番多く出てきそうな「間違った解釈」を否定していく。このやり方だと、何度も露出が可能だから、一定期間メディア露出と興味・関心の喚起を維持できるんだよね。
大体、ジョブスCEOの提示するコンセプトって、呪文のような部分や、どうにでも解釈できるようなものが多い。どーんと打ち上げて、ちょっと驚かせる。今回は「え?この程度なの」だった訳ですが、それがかえって効果的。蘊蓄等を一緒に発表しちゃうと、それぞれの人がいろいろ「妄想」したり評価する幅が狭くなるから。

で、このChulani氏は冷静。iPod Hi-Fiは、無駄に投資している各家庭のハイエンド・ステレオセットがターゲット、とか、Mac miniはあくまでデスクトップパソコンで、リビング専用じゃない、って。結局、BOSE等のiPod用スピーカより上、ホームPCとして現在最上のものじゃないよ、って言っているだけなんですけどね。
この辺のある意味での曖昧さが、ユーザーそれぞれの関与度を高くして、ターゲットや識者の「あーだこーだ言いたい」人たちに楽しみを与えてくれているんでしょうね。

日経デジタルARENA
ITmedia


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