畑違いのところに足を突っ込まないほうが身のためなんだけれども、おも
しろい記事を見つけたので、ちょこっと。
Yomiuri Online
サツキの家の入場券、タダが4万円…ダフ屋適用見送る
詳しくは記事をご参照あれ、という風にしてしまうと議論もなにもないの
で、上記HPからサマリーを作ってみると、愛知万博でかなり人気があるらし
い施設である「サツキとメイの家」(となりのトトロですな)に入場するため
の整理券が、専用電話とコンビニを通じて配布されたんだけれども、その無
料の整理券がネットオークションを通じてかなりの高値で売買されたらしく、
それがダフ屋行為に通じるのではないかとの指摘があって、警視庁も取り締
まりに乗り出したんだけれども、最終的にはダフ屋行為としては認められな
いとの結論になったらしい。
上記記事によると、その根拠は
1.無料の整理券なので、そもそも購入したものではない。そのため、転売する
目的で「購入」されたものではない
2.チケットを公共の場で販売したら、ダフ屋行為に当たるが、そもそもインタ
ーネットは公共の場ではない
ということらしい。1番目はもう、なんつーか禅問答ではないけれど、法律
的解釈の問題なんじゃないかと思います。で、注目するべきは2番目の根拠で
「インターネットは公共の場ではない」ということ。まぁ、これも解釈論にな
ってしまうと思うんだけれども、インターネットは公共の場ではない、という
解釈は非常におもしろいと思った。個人的には携帯電話がなくても生きていけ
るけれど、インターネットがなければ生きていけない身体になってしまってい
るので:-)僕にとっては社会と繋がる窓の一つである(ちょっと怖い表現だけれど
も)。先日の選挙の際にも、自民党が著名なbloggerを招いて公開質問を行なっ
たということがニュースになった。もちろん、これはだれしもが注目したニュ
ースではなくて、僕がインターネットに親和性があり、なおかつblogを自分自
身で運営しているからこそひっかかったニュースかもしれない。でも、それで
もインターネットが現実の世界に与える影響は日々大きくなってきているとい
うことが実感できたニュースであった。このニュースだけでインターネットに
は「公共性がある」ということはできないけれど、反対に全くゼロか、という
と、それもそうではないと思うのだ。
大体、公共っていう概念はなんなんでしょうかね?と思って、gooの国語辞
書で調べてみると、
(1)社会全体に関すること。おおやけ。
(2)おおやけのものとして共有すること。
と表示された。なるほど。2番目の説明から考えると、まだインターネット
は「おおやけのものとして共有すること」は実現していない。となると、やっ
ぱりインターネットは公共なものではなくなる。でも、インターネットの出現
は先の自民党の例の様に、社会全体に関することを確実に巻き込みはじめてい
る。
ある種、答えのない議論のようだけれども、現在の固定電話のように、これ
からインターネットが「ユニバーサルサービス」と解釈されるようになったら、
上記の議論はもう少し明確になるのかもしれない。さて、今度はインターネッ
トがユニバーサルサービスであるべきか?議論をしなくては、ということにな
るけれど・・・(これは勉強しないとなぁ・・・)
さて、いろいろ思い違いたっぷりの文章を書いたから、いろんなツッコミを
受けるかもしれないけれど:-)よくわかっていない人が書いたと思って、平にご
容赦を!!
追記:
なんか、思うところをぱらぱらと書いてみたけれど、もしかしたら、ネット
上ではすでに終わっている議論だったりして・・・それだったら、非常に恥ず
かしいですな:-)