ポコ・ア・ポコ~考古学・地質学の部

近年の興味関心のある考古学・地質学に関する内容のMy記憶の記録です。

旭川・神居古潭の先住民の住居跡 

2018年09月14日 | 考古学に関すること
神居古潭にある「神居古潭原住人遺跡」へ行ったときのことです。この
遺跡は、北海道文化財百選の一つで、国道12号線の深川との近くに
あり、擦文時代の先住民の竪穴住居跡(219基)を見ることができ
 ます。以前
来たことがありますが、久しぶりに立ち寄りました。 


 立派で新しい表示板がありました。右の詳細は下に拡大。


 興味・関心のある方お読みください。


 写真では竪穴のクボミは見ずらいですが、実際にははっきりわかります。 


 木に囲まれた所が、少しくぼんでいます。


 住居跡から擦文土器などが発見されているとのことです。

 


 この場所は、「チャシコツ」といい、アイヌ語で「砦跡」と訳されています。
河岸に面したもので、直径20mほどの半円形で、深さは50~70cmです。
川との比高は10mで、河岸段丘の所に位置しています。
このチャシコツは、
立地場所、大きさなどから砦というより、他の用途で使われていたようです。


 左のササやぶの所は整備されていない様子です。



 
 クマザサの生い茂る中を歩いて行くと竪穴住居跡がありました。


 その他にも、結構住居跡がありました。市で整備されている所は
ここまで。
地形的にまだまだあったのでないかと思いました。


 さらに進んで行くと、農地にするために開墾中でした。
土器などの一部でもないものか、と探しましたが見当たりません。


 この辺りはすぐ川まで行ける場所です。


 カムイリンクススキー場が見えます。

 北海道のアイヌ人や先住民を含む考古学の分野については、昔か
ら興味・関心のあることでした。
今回も改めてHPなどで調べてみ
ましたが、アイヌ人と先住民との関係がよくわかっていません。
未だ解明されていないこと多々あり!ーといったところです。 
                        (2017.4/30)