ポコ・ア・ポコ~考古学・地質学の部

近年の興味関心のある考古学・地質学に関する内容のMy記憶の記録です。

多摩市・国立埋蔵文化財センターへ(4/4)~遺跡庭園

2019年01月30日 | 考古学に関すること

「縄文の村」は都指定文化財・多摩ニュータウンNo.57遺跡の保存と
活用を兼ねて国立埋蔵文化財センター横に建設された遺跡庭園で、
実際に縄文時代前期前半(約6,000年前)の住居跡が2軒、中期後半
(約4,500年前)の住居跡が8軒、検出されている場所です。竪穴住
居はその時代の違いにより3棟復原されています。                
(縄文時代前期;台形住居、中期後半;円形住居、中期終末;敷石住居)
 

 

  庭園内にはトチノキ、クルミ、クリ等50種類の樹木やゼンマイ、
ワラビ等を植栽するなど当時の景観の中で散策ができるようになっ
ています。復原住居内には入ることができます。なお、
この遺跡庭園
「縄文の村」で実際に発掘された土器は「展示ホール」で展示中です。
  


多摩市・国立埋蔵文化財センターへ(3/4)~古墳時代前期など

2019年01月29日 | 考古学に関すること

 時代の流れとしては、日本列島は、弥生時代を経て「古墳時代」へ
と時代が進んで行きます。以下はその展示と他地域から出土した
旧石器時代の遺物もありましたので、注意深く観察しました。👀

【9】古墳時代前期

 



 【10】他地域の遺物


 




【3】汐留遺跡出土の染付磁器

 




その他~ポスターなど 


 




 一部展示方式をとっていますが、本館には数多くの遺物が貯蔵されています。

 ここで興味関心をもったのは、とりわけ、小笠原諸島北硫黄島の石野
遺跡や八丈島遺跡の土器や石器です。年代推定は約1900年前(弥生時代)
で、長い時間のなかで、日本列島と密接に関連があったということーと。