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春~夏の花:カラスビシャク&オオハンゲ

2020年07月13日 | 日々のあれこれ

県知事や経済・医療の専門家らが、コロナ第2波に備えて、11月末までに、

PCR検査能力を主要国並みの水準となる1日当たり20万件に強化すべきと提言。

現在、2.8万件。まだまだ程遠い。自民党は10万件を目標と言っている。

誰かが足を引っ張っているのだろうか?主要国とスピード感が違いすぎる。

早期に発見できれば、重症化も防げる。是非、早期に実現してほしい。ワクチンも。

 

サトイモ科ハンゲ属は、東アジアの温帯から暖帯に9種あり、うち日本には2種(カラスビシャクとオオハンゲ)が分布します。

カラスビシャク(烏柄杓)」(Pinellia ternata)は、道端や畑地に自生する多年草。

日本、朝鮮、中国に分布

地下の根茎または、葉柄や地面の近くにむかごを作って繁殖し、駆除が困難なほど繁殖力は旺盛で、’畑の害草’として知られています。

和名は、仏炎苞を役に立たないという意味でカラスが使う柄杓(ひしゃく)に見立てられて名付けられた。

また、生薬名は夏の半ばに花が咲くので別名「ハンゲ(半夏)」と言うそうです。

草丈は20 ~ 40 cmくらい。

5~7月頃、緑色の仏炎苞の中に、雌雄異花の肉穂花序をつけます。

仏炎苞の先端部分が細長い緑色の付属体を囲み固定します。 

付属体は「ウラシマソウ(浦島草)」(写真:最下段)に似ていますが垂れません。中央の垂れている株は枯れているようです。

3小葉の基部や、長さ8 ~ 16 cmの葉柄の途中には、三角形のむかごをつけ、落ちて繁殖します。

 

カラスビシャクより大きいので、「オオハンゲ(大半夏)」(Pinellia tripartita

明るい林床などの半日陰にまとまって生えます。草丈は50㎝くらい。

カラスビシャクとの違いは緑色の付属体を仏炎苞上部が抱きますが、囲むだけで固定しません。

詳しくは引用させて頂いたhttp://boo-bee.cool.coocan.jp/plants/monocots/karasu-bisyaku.htmをご覧ください。

 

ニオイハンゲ(匂い半夏)」(Pinellia cordata N.E.Br.) 中国南部原産

別名:ピネリア・コルダータ  日本では、園芸品が逸出して野生化している。

'220508 花序の先につく付属体は長さ6.5~20cmで、糸状に曲がりくねって伸びます。

葉脈に沿って銀白色の斑紋があり、葉の裏面は紫色を帯びます。

 

'210525「ショウヨウハンゲ(掌葉半夏)」(Pinellia pedatisecta)中国原産

別名:ピネリア・ペダティセクタ 

仏炎苞の舷部(先端の蓋のようになるところ)はカラスビシャクやオオハンゲのように曲がらずにまっすぐで、付属体もまっすぐに伸びます。

'220526 葉は細かく掌状または鳥足状に分かれています。

葉だけを見るとテンナンショウ属(マムシグサやウラシマソウの仲間)に似ています。

 

なお、同じサトイモ科に「リュウキュウハンゲ(琉球半夏)」↑がありますが、こちらはリュウキュウハンゲ属です。 

 

【参考:ウラシマソウ(浦島草)

因みにBOSOの我が家の林床にいっぱい出てきます。



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