先日(3/16)、「埼玉県花と緑の振興センター」の露地に「テッポウユリ(鉄砲百合)」の花が咲いていました。
なんとも季節外れのような気がして調べてみました。
「テッポウユリ」(Lilium longiflorum)の’ヒノモト(日の本)’という品種です。
テッポウユリの開花期は6~7月。なのになぜこの時期に?
「日の本」は屋久島の野生種から選別された品種で他との交配はされていない原種の系統。
世界的にみても鹿児島県にある沖永良部島だけで生産されている超限定的な品種とのことです。
テッポウツリの球根は、そのまま植えたのでは翌年の初夏まで花は咲きません。
しかし「特別な処理」をする事で、早ければ10月頃から花を咲かせる事が可能となり、切り花として市場に出荷されるそうです。
'230113 真冬の開花を可能にした「アイスチューリップ」↑も特別な冷蔵処理をして12~1月に開花させています。
ユリの球根も、冬の寒さに一定期間当たった後に春の暖かさにあうことで芽が出て成長します。
その性質を利用して、咲かせたい時期に合わせて球根を冷凍した「冷凍ユリ」というものがあり、秋でも冬でも咲かせることができるそうです。
露地植えされていたテッポウユリはこうして咲かせたものしょうか?
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