葉や枝も楽しむ椿です。このような品種は外国では見られないそうです
江戸時代の園芸マニアが花だけでは飽き足りず、葉や枝の突然変異を見出して目出るようになりました。
よく見かける「キンギョバツバキ(金魚葉椿、錦魚葉椿)」(Camellia japonica 'kingyoba-tsubaki')
花色:桃紅色、白、一重咲き、中輪、花期:2~4月
葉の先端が2~5つに分かれ、金魚の尾びれのようになる珍しい品種。
突然変異によって生まれたヤブツバキの園芸品種。
ヤブツバキの葉変わり品種「キフクリンベンテン(黄覆輪弁天)」('Kifukurin-benten')
葉に黄色の斑が入る椿。花色:桃紅色 、一重、 椀咲き、中輪、花期:3~4月
他に白覆輪の「覆輪一休」('Fukurin-ikkyu')、「斑入雪椿」( 'Fuiri-yukitsubaki)などがある。
葉がヒイラギ(柊)に似ている「ヒイラギバツバキ(柊葉椿)」(`Hiiragiba-tsubaki')
花色:紅色、一重咲き、小輪、花期:2~4月
他に「ヤナギバツバキ(柳葉椿)」('Yanagiba-tsubaki')など
桜の葉のようなギザギザ葉が特徴の「キシベノサクラバ(岸辺の桜葉)」('Kishibe-no-sakuraba')
花色:朱紅、一重ラッパ咲き、中輪。葉は二重鋸歯で鋭く粗い。
「マドカ(圓)」('Madoka') 葉が丸葉でおちょこのような形に変化するのが特徴。
花色:紅色、一重咲き、筒しべ、極小輪、花期:3月
「シチヘンゲ(七変化)」(’Shichihenge’)
葉は受け皿のようになったり、筒状になったりと多様に変化する。
花色:赤桃紅系、一重、筒咲き、小輪、鋸歯なし、花期:4月
「ユリツバキ(百合椿)」('Yuri-tsubaki')
花色:濃紅色、一重、長筒咲き、筒しべ、小~中輪、枝垂れ性、葉は細長い。
「フクシマウリュウ(福島雲竜)↑」( 'Fukushima-unryu')、「オオシマウンリュウ(大島雲竜)」など。
枝が葉のつく節ごとに雲や龍のようにくねくね曲がる。