ヒカルゲンジの自然と文化

自然と文化に関する気ままな日記

セリバオウレン 冬芽~開花

2018年02月25日 | 観察写真記録
 京都植物園にはセリバオウレンとオウレンの名札が両方あり、入り組んでいる。また葉の形からコセリバオウレン?と思われるような個体もある。ここでは区分せずに観察し、まとめてみた。
 両性花と雄花があることには以前から気づいていたが、今回冬芽から花茎が立ち上がる過程を初めて知った。とても面白い花であり今後も観察していきたい。




 ここでは雌花が見られないので、ぜひどこかで見てみたいと思う。

セリバオウレンとケブカカスミカメ

2018年02月22日 | 観察写真記録
 先日セリバオウレンの写真を撮っていたら、見慣れない虫を発見。花が咲いているのに虫が少ないな~と思っていたので、やっと虫も出てきたとシャッターを切りました。



 FBで問い合わせると”カメムシの仲間では”との情報をいただいた。HP”昆虫エクスプローラ”で検索するとカスミ”ケブカカスミカメ”というカスミカメムシの仲間が最も似ているようでした。さらに撮った写真を見ていると





 なんと雌蕊の先から口吻を差し込み何かを吸っているようなのです!同HP内の昆虫ブログ 虫探検広場に問い合わせると
「これは、ケブカカスミカメで合っています。口吻を使って吸汁していることも間違いなさそうですね。
 調べてみましたら、カメムシの専門図鑑である『日本原色カメムシ図鑑第2巻』では、『幼虫はイシカグマ(シダ)、イブキビャクシン、リュウキュウマツなど、きわめて広範な植物から見いだされた。成虫は春先にカエデの花に集まっていたり、トベラやエゴノキの花からも得られている』と解説されています。
 成虫は春に咲くさまざまな花に集まるようなので、セリバオウレンの花もよい食料源のひとつになっているのでしょうね。」
 との回答をいただきました。

 それにしても雌蕊の先が引き裂かれ前脚と口吻が突っ込まれているのは偶然か、それともケブカカスミカメが吸汁の為に引き裂いたのか?正常な雌しべを見るとやはり人為的いや虫為的に引き裂かれたように見えるのだが・・・



 虫と植物の関係は興味深く面白い。

 

レンプクソウ 発芽

2018年02月10日 | 観察写真記録
 昨年はレンプクソウの開花から結実までを追ったが、今年は発芽から開花までを追ってみたい。今回たまたま地下部を見ることができたが、とても面白いことが分かった。



 さらに開花までの変化と地下部の動きも併せて観察を続けてみる。特にレンプクソウも疑似1年草なのかを見極めたい。

コウヤボウキ 冬芽

2018年02月04日 | 観察写真記録
 先日山道で濃いピンク色のコウヤボウキを見た。こんな濃いのは初めてだ。
コウヤボウキは落葉小低木と位置付けられているが、その生態はとても面白く、以前追いかけた時の写真を整理してみた。




 2年枝の先の短枝が本当に新しい株になるのか?機会があれば確認してみたい。