ヒカルゲンジの自然と文化

自然と文化に関する気ままな日記

セリバオウレンとケブカカスミカメ

2018年02月22日 | 観察写真記録
 先日セリバオウレンの写真を撮っていたら、見慣れない虫を発見。花が咲いているのに虫が少ないな~と思っていたので、やっと虫も出てきたとシャッターを切りました。



 FBで問い合わせると”カメムシの仲間では”との情報をいただいた。HP”昆虫エクスプローラ”で検索するとカスミ”ケブカカスミカメ”というカスミカメムシの仲間が最も似ているようでした。さらに撮った写真を見ていると





 なんと雌蕊の先から口吻を差し込み何かを吸っているようなのです!同HP内の昆虫ブログ 虫探検広場に問い合わせると
「これは、ケブカカスミカメで合っています。口吻を使って吸汁していることも間違いなさそうですね。
 調べてみましたら、カメムシの専門図鑑である『日本原色カメムシ図鑑第2巻』では、『幼虫はイシカグマ(シダ)、イブキビャクシン、リュウキュウマツなど、きわめて広範な植物から見いだされた。成虫は春先にカエデの花に集まっていたり、トベラやエゴノキの花からも得られている』と解説されています。
 成虫は春に咲くさまざまな花に集まるようなので、セリバオウレンの花もよい食料源のひとつになっているのでしょうね。」
 との回答をいただきました。

 それにしても雌蕊の先が引き裂かれ前脚と口吻が突っ込まれているのは偶然か、それともケブカカスミカメが吸汁の為に引き裂いたのか?正常な雌しべを見るとやはり人為的いや虫為的に引き裂かれたように見えるのだが・・・



 虫と植物の関係は興味深く面白い。

 


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