ヒカルゲンジの自然と文化

自然と文化に関する気ままな日記

ヤマアイ 両性株

2015年03月30日 | 日記
今日ついにヤマアイの両性株を発見!!



枝分かれした一方(右側)は雌花ばかり、一方(左側)は雄花の株。

雌花

雄花

花がだいぶ咲いてきたので今後はもっと見つかるかも!?
色々なパターン(雌花と雄花の組み合わせ)があるそうなので探してみよう。

鴨川 セイヨウカラシナ、オオカワヂシャ (追記)

2015年03月11日 | 日記
 3/9 京都知恩院の和順会館で行われていた「蘇る古代染織の世界展」を見た帰り
四条大橋から塩小路橋まで河原を歩いた。(古代染織についてはまた纏めてみよう)

 中州や寄洲には濃い緑色の葉の鴨川名物(?)セイヨウカラシナが多く見られた。



 不規則な鋸歯で羽状に深裂した根生葉と、基部が茎を抱かない茎葉などセイヨウカラシナの
特徴を確認した。



 すでに蕾をつけている株もあるのだが、多くの株がこの花茎が根元から折れている。



 

 カモの仲間やヌートリアがセイヨウカラシナの葉を食べるようだが、蕾のついた花茎まで?
ネットでセイヨウカラシナを検索していると、菜の花の代わりにこれを辛し和えにして食べた
という記事が結構あったので、人間の仕業だと判明。(アブラナより苦めだが食べれるそうだ)
 しばらく探しているとやっと一株だけすでに花をつけていた。萼片が斜めに開出、花弁が
立っているなど特徴を確認した。




 塩小路橋の手前まで来ると、ある寄洲の一部分だけにセイヨウカラシナを含め色々な
草が繁茂している場所があった。



 よく見てみるとそこは排水溝の出口があり、かなり汚い水が流れ込んでいるようだ。



 調べていると「セイヨウカラシナは春の河川を彩る風物詩的なものとなっているが、河川の
富栄養化を指標する外来植物であり、繁茂すること自体は望ましくない。」という記述を発見。
おまけにこの群落にはオオカワヂシャまでありすでに花を咲かせる株もあった(!?)。




 塩小路橋から京都駅に帰る途中歩道に置かれたプランターに生える(植えられた?)アブラナ
の仲間を発見! 見ようと思わなければ見えない、見たいと思うと見れる!!
 葉は柔らかくしわがない、茎葉が茎を抱くなどからセイヨウアブラナか?




 色々と収穫のあった一日であった。

                                                    以上

3/11追記
 翌日冷蔵庫の野菜室を見ると「滋賀県産 花菜(菜の花)」があった!!
おひたしを作るため購入したらしい。現在観賞用や食用に「菜の花」として売られている多くは
この「花菜」らしい。「ナノハナ」という固有名詞はなく、アブラナ科の黄色い十字形の花が咲
くと、俗称として「ナノハナ」と呼ばれている。





 ハナナ(花菜)はチリメンハクサイから作出されたアブラナの変種らしく、茎葉基部は茎を
抱いていた。 
 Brassica rapa var. oleifera;アブラナ
 Brassica rapa var. glabra;チリメンハクサイ
 Brassica rapa var. amplexicaulis;ハナナ
 B.rapaその他の変種、品種;ミズナ、カブ、ノザワナ、コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイ

 Brssica juncea;カラシナ(セイヨウカラシナ)

 菜の花づくしの一日でした。寒い日が続くがもうすぐ春ですね!

                                                   以上
 




ナガバノコウヤボウキ冬芽

2015年03月08日 | 日記
2/18にナガバノコウヤボウキの去年の2年枝について書いたが、その後今年の2年枝が気になったので
再度確認しに行った。花の跡のついた去年の2年枝の中に冬芽のついた今年の2年枝が見つかった。

 
(ナガバノコウヤボウキ冬芽;頂芽)

コウヤボウキと違い普通の芽鱗に包まれた冬芽であった。また今年の2年枝の枝にも毛はなかった。
ナガバノコウヤボウキはこの2年枝の冬芽から展開した束生する3~6枚の葉の中心に花が咲くそうだ。
コウヤボウキとナガバノコウヤボウキは近い仲間だがそれぞれ個性的で面白い。
幸いここにはコウヤボウキもあるので(どちらも植栽?)これからも観察していこう。
 
                                                         以上