ヒカルゲンジの自然と文化

自然と文化に関する気ままな日記

キシダマムシグサ 性転換

2015年04月29日 | 日記
4/15に抜き取られてなくなっていた株が、道端に捨てられていたのを発見。(4/24)



仏炎苞を開いてみると果実ができた雌株だった。



底には受粉に貢献した虫たちの屍が!



この株は昨年は雄株であることを確認していた。



とりあえず球茎だけは元の場所に埋め戻しておいたが・・・


キシダマムシグサ 展開2

2015年04月16日 | 日記
キシダマムシグサの葉ががほとんど開いていた。(4/15)
第1葉が小葉7枚、第2葉が小葉5枚のようだ。これは昨年と変わらない。
性転換せずに今年も雄株なのだろうか、今後が楽しみだ。



だが一方で怒りと悲しみを感じる出来事も。
昨年この付近で確認し、フォローしていた9株の内今年も7株の発芽を確認
できたのだが、そのうち1株が球茎ごと抜き取られていた。

(4/13にはあるのを確認)

(4/15)

今年確認した7株の内2株は、昨年の台風による土石流で、完全に埋もれた
中から、苞や葉が傷つきながらも何とか地上まで出てきていた。


(土石の中から出て苞と葉を展開した株)

彼らにとって最大の敵は自然災害ではなく人間!?
(この付近ではまばらにしか株が存在せず、ますます繁殖の機会が減り…)

                                                      以上


ナガバノコウヤボウキ 一年枝(?)

2015年04月14日 | 日記
新三田のナガバノコウヤボウキに株の根元に一年枝らしきものが芽生えた。(5/13)
コウヤボウキに比べ遅い芽生え。

赤丸印

2年枝の冬芽もほころび始めた。これもコウヤボウキに比べだいぶ遅い。ナガバは2年枝に
花がつくそうだが大丈夫だろうか?この株全体的に元気がなく見える。





                                                     以上


コウヤボウキ 2年枝

2015年04月12日 | 日記
コウヤボウキ2年枝の先端から2~3つ目までの短枝が伸長しだした。(4/10)





もともと葉が束生していた部分が伸長し、互生であることがはっきりしてくる
(黒矢印①②③④)
と同時に短枝の先端部が伸長し先端に新しい葉も出てきた。(赤矢印)

これまでの経緯をまとめると
「早春に地下茎から、芽吹き伸長した枝(1年枝)6月までに、葉を互生に展開する。
 秋に枝先に花を1個ずつつける。冬には葉を落とす。
 2年目になると(2年枝)、前年に落ちた葉の腋芽がほんの少し伸び(短枝)、
 その先に3~4枚の葉が束生する。
 この2年目の短枝のうち先端に近い2~3本は伸長し、1年枝と同じ互生の葉を
 もつ枝となるようだ。」
さらにこの部分が地表に接すると、そこから根をだし新しい個体になるとの情報
もあり、今後とも目を離せない。



一年枝もさらに成長し枝も出てきていた。

                                          以上