先の記事に紹介した蓼科のBARAKURAでとても嬉しい出会いがありました。
出窓に飾っている紫色の花の名前をすっかり失念していて思い出せないままでした。BARAKURAで同じ花を見つけたのです。数年前に買い求めて、窓辺の花を見た人らに欲しいと云われ、随分お嫁入りさせました。挿し穂で増えるので現在の鉢は5代目になります。
名前の由来はギリシア語のストレプトス(streptos:ねじれた)とカルポス(karpos:果実)の合成語で「ねじれた果実」の意味からでした。確かに実は小さなえんどう豆がねじれて枯れた感じです。
更に驚いたのはストレプト・カーパスがイワタバコ科だったことでした。ちょうど今頃、山の湿った岩肌に咲いています。
「灯台もと暗し」とはこのことでした。まだまだ修行がたりませんね・・・。下の画像がイワタバコです。
イワタバコの花を古代の人は“山ぢさ”と呼んでいて、この花を詠んだ歌が万葉集にも編まれています。
山ぢさの白露しげみうらぶるる心も深くわが恋止まず 柿本人麿
意味 山ぢさの花が白露の重みにうなだれるように、私の心も深くうなだれています。あなたへの恋の思いは止む時がないのですから
息の緒に思へる我を山ぢさの花にか君がうつろいぬらむ 詠み人知らず
意味 私は命をかけてあなたを愛しているのに、あの山ぢさの花のように気がかわり愛がうすれてしまったのでしょうか
※いきのお 【息の緒】とは
〔「緒」はとぎれることなく長く続いている物、の意〕命。玉の緒。〔万葉集では「息の緒に」の形でのみ用いられ「命のかぎり」の意を表す〕
出窓に飾っている紫色の花の名前をすっかり失念していて思い出せないままでした。BARAKURAで同じ花を見つけたのです。数年前に買い求めて、窓辺の花を見た人らに欲しいと云われ、随分お嫁入りさせました。挿し穂で増えるので現在の鉢は5代目になります。
名前の由来はギリシア語のストレプトス(streptos:ねじれた)とカルポス(karpos:果実)の合成語で「ねじれた果実」の意味からでした。確かに実は小さなえんどう豆がねじれて枯れた感じです。
更に驚いたのはストレプト・カーパスがイワタバコ科だったことでした。ちょうど今頃、山の湿った岩肌に咲いています。
「灯台もと暗し」とはこのことでした。まだまだ修行がたりませんね・・・。下の画像がイワタバコです。
イワタバコの花を古代の人は“山ぢさ”と呼んでいて、この花を詠んだ歌が万葉集にも編まれています。
山ぢさの白露しげみうらぶるる心も深くわが恋止まず 柿本人麿
意味 山ぢさの花が白露の重みにうなだれるように、私の心も深くうなだれています。あなたへの恋の思いは止む時がないのですから
息の緒に思へる我を山ぢさの花にか君がうつろいぬらむ 詠み人知らず
意味 私は命をかけてあなたを愛しているのに、あの山ぢさの花のように気がかわり愛がうすれてしまったのでしょうか
※いきのお 【息の緒】とは
〔「緒」はとぎれることなく長く続いている物、の意〕命。玉の緒。〔万葉集では「息の緒に」の形でのみ用いられ「命のかぎり」の意を表す〕
ストレプトカーパス~近所の方からいただいた
挿し穂で、
鉢いっぱいに増えて楽しんでいます。
梅雨時はどんなに雨が強く降っても元気だったのに、
梅雨が明けた途端に葉が赤茶けてきたのは、
イワタバコの仲間で、湿った環境が好きな植物なのよね。
早速置き場所を変えてみますね。
教えていただいてありがとうございます。
まだかかるのかと思っていました。
私は出窓に置いていますが、まだ花が咲いています。庭に置いている鉢も涼しい木陰だからか元気にしていますよ。
夏場の2ヶ月ぐらいを除きほとんど開花しているので、目隠しにもなってくれているの。
説明によると、条件を整えてあげると年中でも大丈夫のようです。