晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

支那油桐 (シナアブラギリ)

2014年04月24日 | 植物
椿の花が落下するのは忌み嫌われるのに、アブラギリの花が乾いた風に丸ごとばらばらと落下していくのは豪快です。
いつも通る道にも咲き始めました。ここは山を切り崩して住宅地となったので、元から山にあったのだろうと思われます。
乾いた風に飛ばされるようにして地面に落る様を立ち止まってしばらく眺めました。



種から取る油は空気に触れると酸化して固まるため、和紙にしみこませて油紙として傘や提灯用として栽培されたそうです。
花に雌花と雄花があるのを今日初めて知りました。
そのまま散るのは雄花で、雌花は花びらが1枚ずつばらばらになって散るのだそうです。
ということは、私がいつも目にしていたのは雄花だったんだ!雌花は枝先に通常1個 しか付かないために見落とされやすいのでしょう。雌花を探す楽しみが出来ました!



初めてこの花に気づいたのは轟の滝コースの登山道でした。山に行けなくても観察すれば身近にたくさんの植物が待っています!


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