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手倉森浩氏!ベガルタ仙台の将来を熱く見つめる!

2016-06-04 06:44:19 | ベガルタ仙台
手倉森浩 蹴球浩論
上位に気後れするな


 J1仙台はリーグ戦14試合を終え、5勝2分け7敗の12位(勝ち点17)につける。4月は未勝利で最下位転落の危機を迎えたが、5月は3勝1分け1敗とようやく復調したかに見える。元仙台ヘッドコーチで、日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチの手倉森浩さん(48)に、これまでの戦いを振り返ってもらった。

連勝が自信を生む

 4月は強豪(広島、G大阪、浦和など)との対戦が多くて厳しかった。得点も少なく苦戦したが、5月29日の新潟戦は大量の4得点で勝利した。今季初の連勝は、勢いをもたらすはずだ。
 5月8日の福岡戦(2-0)に注目したい。それまではすぐに前線に蹴ってしまうことが多かったが、全員で落ち着いてボールをつなげていた。この試合の直前、好調川崎に1-1と好試合を演じたことが、いい契機になったのだろう。
 新潟戦の金久保の巧みなフェインで守備2人を振り切ったゴールは、「ちょっとやってみるか」という余裕を感じた。序盤に多く強豪と対戦したおかげで、選手たちの目がうまい選手のスピードに慣れてきた。下位相手の勝利で自信をつけて、上位陣にも同じように戦ってほしい。

ベテランが健在


 4月16日の浦和戦から8試合連続で先発出場の野沢は、前線でためをつくれる貴重な戦力だ。ボールを持つと何かやってくれると感じる。開幕直後は出場機会に恵まれなかったが、ヤマザキナビスコ・カップを復調の契機にした。34歳はまだまだ健在だ。
 梁勇基も働き蜂のように動き回っている。ベテランとは思えないような動きだ。豊富な運動量で機敏にボールに向かう姿勢は、若手選手の手本になるだろう。
 チームが勝利から遠ざかっている時は、特にベテランの力が重要。なぜなら、経験豊富な選手は動じないからだ。今季は若手の台頭が見られると思ったが、2人の力はまだまだ必要だ。
 5試合連続ベンチスタートの奥埜は今、試練を迎えている。途中出場で2ゴールは、得点への嗅覚がやはり並の選手と違う。ただ、最近は試合の流れを読まず、やみくもに頑張り過ぎるように思える。状況を判断した上で、相手が嫌がる動きを身に付けてほしい。
 今後、苦手とされる夏を迎える。だが、東北、北国出身の選手は少なく、本来苦手ではないはずだ。必要以上に身構えてはいけない。チームは夏を前に、自信を深めている。上位にも気後れすることなく戦って、目標のトップ5を目指してほしい。

河北新報を参照 H28.6.4(土)


 チームを牽引するベガルタのベテラン、野沢選手と梁勇基選手の存在が大きい。
野沢選手は技術が高いので、ゴール前でボールがうまく収まればゴールに結びつけるプレーができる。神戸戦、新潟戦のゴールがいい例だ。梁勇基選手は豊富な運動量、精度の高いキックでチームを引っ張る。新潟戦では惜しくもゴールに結び付かなったが、フリーキックで見せ場を作った。
ベガルタ仙台!今後の展望・トップ5入りを!念頭に前進