こずくな生活

写真付きで山暮らし

雨飾山

2014年10月27日 | 旅山行

休日の山登りを続けていたら右膝の違和感が無くなり自然からの精神治癒力で張り出していた骨も引っ込んでしまった。昨日休日も空に星が散りばめられている5時過ぎに家を出て雨飾山の登山口である雨飾キャンプ場(1150m)に着いたのは7時、100名山ブーム影響だろうか?満杯の駐車場だったが運よく空きがあり停めることができた。

  

     

    

東側の金山と天狗原山に遮られ朝陽がとどかず肌寒くひんやりとした中を5分ほど進むと急登となり、しばらくすると大木なブナ林となる。紅葉葉を落とさない今盛り時期もいいが、かなりの葉を落とし遠くを望める時期もいい。登り始めて1時間30分で20年ぶりとなる荒菅沢から見上げる自らの足で辿り着く景観は心が洗われる良薬となる。

      

岩とハシゴの急登を過ぎると笹平となる。そこから西に望む山頂の上には雲が飛ぶように流れ何だか日本ではないようでもある。休憩を含んで8時間、我々より一回り若い京都の夫婦と一緒に昼食したり、ブナの木に囲まれた野天風呂で山好きな人と交わす会話、これまた良薬であります。

 


熟した紅葉

2014年10月23日 | 早朝散歩

  

そろそろにヘッドランプが早朝散歩の必需品となってきそうだ。曇り空の日は特にそうである。最低温度がマイナスとなるフェイント日が二日も続くとせっかちで気早な木々は人知れず夜中に葉をそわそわと地表に落とし重ねている。早いことには越したことはない、備えあれば憂いなし、山ばかり休日を我慢して我が家の冬に備える準備をしなければならない。それにしても紅葉の美しさは色づいた葉が落ちる前よりも幾ばかりか落ちた頃が一番だ。さらに雨に打たれ薄暗い中に一際に艶っぽく感じられる朝が一番だ。

                       

薪ストーブを焚く日が多くなってきている。よくよく考えれば一年の半分は焚いていることになるが、ことこととした熱は暖房だけではなく煮込み料理には適していて恩恵をもこうむっている。


赤石山

2014年10月19日 | 旅山行

  

  

山々が雪で覆われる前にと、先週に続き志賀高原で唯一登っていない赤石山(2108m)に向った。8時過ぎに登り口の清水駐車場に到着、一般車は通行できない緩やかな林道を1時間10分ほどルンルン気分で神秘的な大沼池まで歩を進める。結構な霜が降りたらしく童心に戻った妻はベンチの表面に指先で字を描いて遊んでいる。

  

大沼池の畔で小休憩し赤石山の登山道に入る。10分ほど背丈以上あるネマガリダケに挟まれた道を行くと急勾配となりザックからストックを取り外し一歩一歩ゆっくりとリズムよく登ると岩山の山頂が望めてくる。志賀山方面からの道と出会うと稜線となる。稜線上もネマガリダケや木々で周囲を望めないが突然と前方が開け表面緑色岩壁が現れた。まるでダイナミックな日本庭園のようでもある。眼下に大沼池が!遠くにはアルプスの峰々が!まさに絶景である。

  

快晴な日曜日だというのに誰一人いない、数人ほどしか立っていられない岩山頂から360度の景観を二人で独占し11時過ぎに昼食をとる。北側には先週登った岩菅山が、このまま山頂で落ちないで昼寝でもと思っていたら寺子屋方面から若き男女4人が、それから中高年の6人が、下山するまで30人ほどの山好き人と挨拶を交わした。やはり今日は日本中が日曜日だ。午後2時20分に登り口の清水に戻り、旅は道ずれとバス待ちしていた小田原の夫婦を丸池まで乗せていき、やはり今日も角間温泉で疲れた筋肉をほぐした。


岩菅山

2014年10月12日 | 旅山行

  

  

  

台風がやってくる前の登山をどこの山に決めようかと悩んだ末に志賀高原の北端に位置する岩菅山(2295m)に決定した。6時45分に我が家を出発、1時間ほどで標高1535mの登り口に到着、よく整備された登山道を40分ほど進み沢を横切り樹林帯の急登に入りひと汗かくと、葉を落とし冬の準備をすましている木々の間に岩菅山が望めてくる。しばらくして稜線に出る、北前方の山頂めがけて一踏ん張り、登り口から2時間40分で山頂を踏む。山頂から遠くは富士山まで、御嶽山からは噴煙が無風なのか垂直に上っているのが望める。岩菅山は若き健脚だった30数年前に単独山スキーで登り滑った以来だ。確かその時は石室のような避難小屋だったと思うが、今は太い丸太の梁があり薪ストーブまで設置してある。ゆったりと山々を眺めながら至福な昼食をとり岩の間から湧き出る清水をお土産に1時間50分かけ午後2時に下山した。あとは鄙びた角間温泉の共同浴場(@150円)につかり、食材を買い家に帰り、ビールで喉を潤し頑張った自分を誉めるだけだ。


食するだけ

2014年10月08日 | 料理・菓子

  

  

健康マラソン出場人が我家前を雨にも負けずに駆けぬける頃になると周辺の木々草花達も感じるところがあるらしく紅葉化加速を一段と増してくる。それに並行して閉口しながらも妻のキノコ採りやリンゴの瓶詰めもギアチェンジして加速してくる。我は口をあけて恩恵を享受して食するだけだ。