しつこいようだが、
本多孝好著・「真夜中の5分前」について、
書いていく。
sideAは、主人公が、
6年前に彼女を交通事故で失ったところから、
物語は始まる。
詳しく語ると、内容に触れることになるから、
書きにくいのであるが、
この本のテーマは、
「愛する人を亡くした時の、自分の状態について」なのだ。
私は主人公の心の流れがよくわかる。
強い人間が、愛した人を亡くした時の感情の流れが
とてもよく描かれている。
主人公は、強い人間なだけで、
決して愛情が薄いわけではないと私は思うのだ。
大切な人を亡くした時、
強い人間は、
「もっと長生きして、色々な経験をさせてあげたかった。」と、
亡くなった相手の立場になって、死を悲しむ。
弱い人間は、
「これから私は貴方なしで、どうやって生きていけばいいの?生きていけない。」と、
大切な人を失った自分の今後の人生にからませて、
相手の死を悲しむ。
どちらも、相手を深く愛していたのには違いないと
私は思うのだ。
この物語の主人公は、
先述した、弱い人間のような思考回路、
つまり、
「これから私は貴方なしで、どうやって生きていけばいいの?生きていけない。」
という思考回路にならなかった自分を責め、
自分のことを「人を愛せない人間」だと考える。
私はそうではないと思う。
これ以上書くと、
本の中味を要約することになるから、止めよう。
sideBは、また違ったテーマも絡んでくる。
どなたか読まれた方、また、感想をメールしてね。
ではまた。
本多孝好著・「真夜中の5分前」について、
書いていく。
sideAは、主人公が、
6年前に彼女を交通事故で失ったところから、
物語は始まる。
詳しく語ると、内容に触れることになるから、
書きにくいのであるが、
この本のテーマは、
「愛する人を亡くした時の、自分の状態について」なのだ。
私は主人公の心の流れがよくわかる。
強い人間が、愛した人を亡くした時の感情の流れが
とてもよく描かれている。
主人公は、強い人間なだけで、
決して愛情が薄いわけではないと私は思うのだ。
大切な人を亡くした時、
強い人間は、
「もっと長生きして、色々な経験をさせてあげたかった。」と、
亡くなった相手の立場になって、死を悲しむ。
弱い人間は、
「これから私は貴方なしで、どうやって生きていけばいいの?生きていけない。」と、
大切な人を失った自分の今後の人生にからませて、
相手の死を悲しむ。
どちらも、相手を深く愛していたのには違いないと
私は思うのだ。
この物語の主人公は、
先述した、弱い人間のような思考回路、
つまり、
「これから私は貴方なしで、どうやって生きていけばいいの?生きていけない。」
という思考回路にならなかった自分を責め、
自分のことを「人を愛せない人間」だと考える。
私はそうではないと思う。
これ以上書くと、
本の中味を要約することになるから、止めよう。
sideBは、また違ったテーマも絡んでくる。
どなたか読まれた方、また、感想をメールしてね。
ではまた。