古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

「大星有之不シン」新発見か? 「朝彦親王日記・下卷」(4)

2014-11-25 14:07:44 | 天気
「大星有之不シン」新発見か? 「朝彦親王日記・下卷」(4)

2014年11月25日 火曜日 天気 雨

日本で月が木星の北1.9°を通過した地域を天気から推測

日記による天気は、ほぼ夜の天気は記入していない。そのため、当日の昼間の天気と次の日の天気から推測する。


「吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)より」

慶応3年8月15日 → 1867年9月12日

弘前 曇
川西 晴
日光 曇(小雨)
銚子 曇
東京 晴(曇)
八王子 曇
横浜 薄曇
甲府 晴
柏崎 晴(雨)
鯖江 雨
静岡 晴
伊勢 晴(小雨)
田辺 晴
京都 晴
池田 晴
津山 晴
土佐 晴(にわか雨)
鳥取 雨
萩 曇
厳原 雨
長崎 晴
臼杵 晴
高山 晴

慶応3年8月16日 → 1867年9月13日

弘前 曇
川西 晴
日光 曇(小雨)
銚子 曇
東京 晴(小雨)
八王子 曇
横浜 薄曇
甲府 晴
柏崎 晴(雨)
鯖江 晴
静岡 晴(雨)
伊勢 晴
田辺 晴
京都 晴(にわか雨)
池田 晴
津山 曇(小雨)
土佐 曇(雨)
鳥取 晴
萩 -
厳原 晴 
長崎 晴
臼杵 晴
高山 晴

「吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)より推測」

慶応3年8月15日夜 → 1867年9月12日夜

弘前 曇 → 曇
川西 晴 → 晴
日光 曇(小雨) → 曇(小雨)
銚子 曇 → 曇
東京 晴(曇) → 晴(小雨)
八王子 曇 → 曇 
横浜 薄曇 → 薄曇
甲府 晴 → 晴 
柏崎 晴(雨) → 晴(雨)
鯖江 雨 → 晴
静岡 晴 → 晴(雨)
伊勢 晴(小雨) → 晴 
田辺 晴 → 晴 
京都 晴 → 晴(にわか雨) 
池田 晴 → 晴 
津山 晴 → 曇(小雨) 
土佐 晴(にわか雨) → 曇(雨) 
鳥取 雨 → 晴 
萩 曇 → - 
厳原 雨 → 晴 
長崎 晴 → 晴 
臼杵 晴 → 晴 
高山 晴 → 晴 


「結果」

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)・古天気学データベース(KTDB)

弘前 曇 
川西 晴 
日光 曇(小雨)
銚子 曇 
東京 晴(曇)から晴(小雨)
八王子 曇  
横浜 薄曇 
甲府 晴  
柏崎 晴(雨) 
鯖江 雨から晴
静岡 晴から晴(雨)
伊勢 晴(小雨)から晴 
田辺 晴
京都 晴から晴(にわか雨) 
池田 晴 
津山 晴から曇(小雨) 
土佐 晴(にわか雨)から曇(雨) 
鳥取 雨から晴 
萩 曇 → - 
厳原 雨から晴 
長崎 晴
臼杵 晴 
高山 晴

「結論」

東北・関東地方は、(北海道は資料が無い)曇が多く見られた確率は半々か?
中部・関西・中国・九州地方は、晴が多く見らてた確率が高い。
日記等の資料を再確認する必要があると思います。
これらの資料をお持ちの方、教えてください。