古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

「大星有之不シン」新発見か? 「朝彦親王日記・下卷」(2)

2014-11-23 18:23:42 | 古天気学
「大星有之不シン」新発見か? 「朝彦親王日記・下卷」(2)

2014年11月22日 日曜日 天気 晴 暖


「慶応3年8月15日 「陰 ・・・ 一今宵月傍ニ大星有之不シン」」を検証する。

「テータ変換」

年月日時 慶応3年8月15日宵 → 1867年9月12日18時~21時

場所 朝彦親王日記・下卷 → 京都

天文現象 今宵月傍ニ大星有之不シン → 星食(別名「掩蔽」(えんぺい))

「ステラナビゲータ 10」と古天気学データベース(KTDB)で検証
「ステラナビゲータ 10」
 
年月日時 西暦 1867年9月12日18時~21時

場所 京都   経度 135° 45′ 20″E 経度 35° 1′ 16″N

古天気学データベース(KTDB)

記録なし

「検証結果」

慶応3年8月15日宵 → 1867年9月12日18時~21時

「ステラナビゲータ 10」1867年9月12日 19時52分 月齢13.6 月が木星の北1.9°を通過する

古天気学データベース(KTDB)

記録なし

「検証結論」

1867年9月12日 19時52分 月齢13.6 月が木星の北1.9°を通過したため、木星食では無かった。

次回は、当時の天気を検証していきたい。