古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

「享保日記」享保三年六月廿八日 天気編

2013-05-25 10:10:06 | 天気
2013年5月25日 土曜日 天気 晴 前夜可なり寒 11℃

「享保日記」享保三年六月廿八日 1718年7月25日

「享保三年六月廿八日、終日大雨也、土用ノ内如(V)此終日雨ふり候事覚無(V)之由、老人も申候。さむき事初冬など
ノ如シ。大かた綿入ノ着物ヲ着ス。老人などハ重ね着ヲもせし也。」
を検証する。

「テータ変換」

年月日 享保三年六月廿八日 1718年7月25日

場所 茨城県水戸市 → 茨城県水戸市

天気種類 大雨 


吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)


享保三年六月廿八日 1718年7月25日
弘前 晴
八戸 曇
盛岡 -
日光 雨
東京 雨
伊勢 晴(雨)
池田 晴
津山 晴
鳥取 雨
長崎 晴

古天気学データベース(KTDB)
データ無

「検証結果」

年月日 享保三年六月廿八日 1718年7月25日 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 茨城県水戸 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無

天気の種類 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無


「データ整理」

弘前 晴  
八戸 曇 
盛岡 -
日光 雨 
水戸 大雨 
東京 雨 
伊勢 晴(雨)
池田 晴 
津山 晴 
鳥取 雨 
長崎 晴 

「検証結論」
上記のように、日光雨・東京雨・水戸大雨の為、関東圏の天気は雨。

「さむき事初冬などノ如シ。大かた綿入ノ着物ヲ着ス」真夏なのにどの位の気温なのでしょうか? (数値化できない悔しさ) 私には知識が無い為不明ですが、

江戸の時代が全般的に気温の低い時代であったことはよく知られています。茨城県でもこの時期に江戸の氷河期であることがわかった。

茨城県水戸市での天気の大変貴重な資料です。 
コメント
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