銀河英雄伝説3 雌伏編 - 田中 芳樹

銀河英雄伝説3　雌伏編です。
前回、門閥貴族連合を撃破しましたが半身とも家族ともいうべき
ジークフリード・キルヒアイスを失ったショックで茫然自失と
してしまいますが、麾下のミッターマイヤー、ロイエンタールを
中心として、一時的に手を結んだだけの帝国宰相リヒテンラーデ候
を排除して、ラインハルトが銀河帝国の政軍の全ての実権を
にぎり、銀河帝国宰相、銀河帝国軍最高司令官の地位につきます。
但し、実権を握ったばかりなので政治的体制を整えつつ
また、内戦状態に陥ったため帝国軍の整備を行うという
軍事的にも政治的にも一時的な小康状態に落ち着きます。
その中で、ラインハルトが門閥貴族に相対する時に
いち早く貴族連合軍の弱点と、ラインハルト側の
有利さをを見抜き、ラインハルト側についた
ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフが
ラインハルトの主席秘書官につきます。
このヒルダはこれ以降、帝国軍の中ではフロイラインと
呼ばれ、その知性はラインハルトの元で発揮されていきます。
そういった帝国側で新体制が築き上げられつつある中で
反対の同盟では、ヤンが一人強固な実績を上げているのを
同盟の首脳がおそれて、イゼルローン要塞から召還して
査問会を開きます。
その過激を突いた形で、貴族連合軍がその本拠地としていた
ガイエスブルグ要塞をイゼルローン要塞の近くに
ワープアウトさせて攻略するという作戦が実行されます。
しかし、間一髪で戻る事が出来たヤンの計略で
危機を脱してガイエスブルグ要塞を破壊する事に成功
一方、指揮官のケンプ大将が戦死、副官のミュラー大将が重傷
という結果に終わり、そこからまた次の嵐の予感をさせていくと
いう事になってゆきます。













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