
平成21年7月12日~14日
著者 佐伯 泰英
祥伝社文庫
【内容】父・金杉惣三郎が、神保桂次郎ととともに江戸を出奔。全ては、桂次郎を息子・清之助を凌ぐ剣者に育てるためだった!峻烈なる父の思惑に慄然としつつも、武勇で知られる奥州・仙台藩でさらなる高みを目指す清之助。一方、惣三郎との過酷な修行に、自らの剣を見失った桂次郎も同地へと向かっていた。葛藤する三者の魂がぶつかり合い激しく渦巻く。
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■とうとう、「巨人の星」がやってきてしまったか…。どうしても私ぐらいの年代の人はそう思ってしまうだろう。…しのは、惣三郎が、神保桂次郎ととともに江戸を出奔してしまい、少々精神を病み始めてしまった。みわと結衣二人の娘は、しのを連れて飛鳥山へと向かう。仙台藩で、惣三郎、桂次郎、清之助がそれぞれの思惑で修行に励む。「獅子は子を千尋の谷に・・・」